INSIGHT 日本ユニシスグループの視点から

2016年5月掲載

地域活性化の実現に向けて業種業界の枠を超えた
ビジネスエコシステムの構築に挑む。

INSIGHTイメージイラスト

多種多様なプレーヤーが協業・分業しながら共存共栄していく生態系とは

――「ビジネスエコシステム」の重要性についてお聞かせください。

藤田
そもそも「エコシステム(Ecosystem=生態系)」とは、自然界で生物とそれを取り巻く環境とが相互作用しながら存続していくメカニズムを意味します。
最近では、経済界や地域社会において、異業種の企業や自治体、大学など、多種多様なプレーヤーが協業・分業しながら新たなビジネスを生み出し、共存共栄していく仕組みを示す言葉として使われるようになりました。これを日本ユニシスグループでは「ビジネスエコシステム」と呼んでいます。
私たちが、エコシステムの視点に立った事業を推進している理由の1つには、これまでのような業務単位・部分最適のアプローチによるシステム化では、効果的なイノベーションを実現できなくなったことがあげられます。
臼木
従来は経理や人事、営業、生産といった業務単位での効率化・自動化を考えて機能面のシステム化を進めてきました。これからは単に機能面の最適化だけではなく、業務の枠を超えた利用者目線での新たな仕組みが要求されるようになってきたということです。
臼木 裕明の写真
藤田
企業活動をさまざまな業務が有機的に結びついたエコシステムとして捉え、業務単位・部分最適ではなく、全体最適を追求する必要があります。
このエコシステムという視点の重要性は、その範囲を産業界や地域社会にまで広げて考えるとより鮮明になります。
高橋
その一例が地域の医療・介護サービスです。少子高齢化にともなう社会保障費の増大が深刻化するなか、わが国では、医療・介護・予防・生活支援といったさまざまなサービスを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の実現が重要な社会課題となっています。
藤田
しかし、多様な業種業態の事業者の連携を図って、利用者に一貫したサービスを提供するのは非常に難しい。そこで重要になってくるのがエコシステムという考え方です。
高橋
当社でも、医療機関や介護施設、調剤薬局、健診センターといった地域の医療・介護に携わるプレーヤーが相互に連携・分業する仕組みを構築し、全体最適かつ利用者本位の目線から、業務効率化やサービスの高度化を図っていくことをめざしています。

ページの先頭に戻る