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feature vol.17

福井剛士 引退インタビュー ラケットを置いた今、語る・・・チームのこと、これからのこと。
2006年の日本リーグ連覇を区切りに、チーム最年長選手が新たなスタートを切りました。
2000年の入社以来、屈辱も栄光も味わってきた福井剛士。
キャプテンなんてガラじゃない、年の順ですよ・・・とはいうものの、
就任以来のユニシスは、日本リーグと全日本実業団の初優勝を含め、団体戦完全制覇でした。
甘いルックスと親しみやすい大阪弁で、チーム一、 二の人気者だった福井選手の今日まで、そして明日からは・・・。

勝ったほうが優勝の、日本リーグ最終戦

僕らしいんじゃないですかね、と笑った。
日本リーグ2006最終日、対NTT東日本。 ユニシスは前日トナミ運輸に敗戦を喫し、全勝のNTTとは星ひとつの差だ。ただ、ユニシスが勝てば6勝1敗で勝ち点は並び、 ゲーム率でNTT、トナミをしのぐ。
つまり、勝ったほうが優勝という大一番だった。あとのない厳しい状況に変わりはない。
だがユニシスは仲尾修一/坂本修一、中西洋介がNTTに完勝。
福井/池田信太郎の第2ダブルスを待たずに、劇的な優勝を決めるのだ。
創部16年目の初優勝に続く、リーグ2連覇達成である。
そのあと福井/池田が松本徹/佐藤翔治組に敗れたのは、優勝争いにはなんの影響もないが、福井が「僕らしい」というのはここだ。

「前日もトナミの舛田(圭太)/大束(忠司)組に負け。キャプテンだからしっかりせなあかんな、と思いながら、へこみましたね。自分がなぐさめてもらいたかったくらいで(笑)、まったくキャプテンという感じじゃなかった。ミーティングどころじゃありませんよ。
でも、ふだんはバラバラなのに試合になるとまとまるのがウチのチームのおもしろいところです。NTT東日本なら佐藤選手とか、トナミなら舛田/大束組とか、絶対的なエースがいますが、ウチはそうじゃない。
試合に出る人間全員が、“○○がやってくれるだろう”ではなく、“オレが、オレ
福井剛士

「頼りないキャプテン」で団体戦3連勝

「たとえば去年の(全日本)実業団なら、2年目の早坂が最後に優勝を決めてくれたでしょう。
力的には相手(NTT東日本・新開裕介選手)が上です。
だけどウチの選手はキャプテンや特定の誰かに頼るのではなく、つねに自分で意識し、準備している。絶対回ってくる、と対戦相手を想定して、先輩たちと戦略を考えたりね。
その分早坂は、精神的に優位に立てたんじゃないかなと・・・
そういう面がユニシスの総合力だと思いますね。
簡単にいうたら、キャプテンが頼りないと、各自が“オレがしっかりしなきゃ”と思うでしょう。
日本リーグの最終戦も、“キャプテンまで勝負がもつれたらやばい”と、みんなが必死になったんじゃないですか(笑)。
事実、現役最後の一戦も松本/佐藤組に逆転負け。僕らしいでしょう。
まあ実業団も、日本リーグも、周りから見たら分が悪い状況からチームが最高のパフォーマンスをし、優勝したので、すごく思い出深い試合です」

付け加えれば、同学年の松本選手とは中学時代、練習試合で対戦し、ただの1ポイントも奪えずに敗れている。悔しくて、福井が涙を流した試合だ。その松本選手と現役の最後に対戦し、負けてラケットを置くのもなかなかドラマチックじゃないか。
だけど・・・05年の10月に福井がキャプテンになって以来、日本リーグと全日本実業団のいずれも初優勝を含め、ユニシスは3回の団体戦ですべて日本一になっている。
このことは、福井剛士の年表に太々とゴシック体で記されていい。
福井剛士

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