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feature vol.21

今年4戦目のスーパーシリーズ(SS)・スイスOPで、見事にベスト8入りした数野健太/早川賢一のペア。
彼らにとって8戦目のSSで初めての8強だったが、2週前のドイツOP(グランプリ・シリーズ)では準優勝と、世界ランキングを一気に10位台にあげてきた(4月1日現在17位)。
06~07年とインカレを連覇し、昨年の全日本総合は、坂本修一/池田信太郎に決勝で敗れたとはいえ準優勝。
2009年日本代表入りした2人は、ロンドン五輪を視界にとらえ始めている。
09年度は、早川が1年遅れで日本ユニシスに入社し、「幼稚園からずっといっしょ」(数野)の関西コンビが、コート上同様の絶妙のコンビネーションでしゃべりまくります。

収穫の大きかったヨーロッパ遠征

——やりました!スイスOPで初のベスト8入りです。その2週前のドイツオープンでは決勝で韓国ペアに敗れはしたものの堂々の準優勝。
まずは、その印象から聞かせてください。

数野 自分自身、こんな成績を残せるとは思っていなかったので、できすぎだなというのが率直な感想です。これまで、目標として、イケサカ(坂本修一/池田信太郎)さんや舛田(圭太)/大束(忠司)組のようになりたいと思っていたので、少しはこの2組に近づけたかなと思います。
収穫としては、今回の遠征を通じて、自分たちのプレーが世界にも通用するんだと思えた点です。正直まだまだだと思っていましたから。
反省点とすれば、負けた試合はどれも自分たちのミスで自滅してしまった点。ミスが多く、なかなか自分達のリズムに持っていくことができませんでした。

早川 自分たちのリズムがいい時は良く戦えるのですが、リズムが悪いときには簡単に負けてしまうんですよ。調子の悪い時でも、試合の流れを自分たちにうまくもってこれるようにすることが、今後の課題だと思います。
ドイツオープン準優勝という結果は、自分たちとしては大満足ではあるのですが、決勝はいつもと違う雰囲気の舞台に緊張してしまいました。
準決勝まではまったく緊張しなかったのに、決勝は現地の子供と手をつないでセンターコートに入場するんですよ、まるでサッカーの試合のように。そこで急に緊張してしまったんです(笑)。
ドイツオープン準優勝で表彰台に立つ早川賢一・数野健太
ドイツオープン準優勝で表彰台に立つ早川賢一・数野健太
数野 ユニシスに入ってから、(池田)信太郎さんには“お前はアタック力があるから、ドロップをもっと混ぜたほうがいいよ”といわれていたんです。確かにそのおかげでプレーの幅が広がり、レベルアップにつながったと思いますね。今回のドイツオープン中も、日本から応援のメールを送ってくれたんですよ。とても励みになりました。

早川 海外選手のクセなども色々教えていただいたりしましたね。

数野 イケサカさんもそうですし、今回このような結果を残せたのも、朴(柱奉・ナショナルチームヘッドコーチ)さんや(舛田)圭太さんの試合中のアドバイスがあったからこそだと思います。相手の特徴を即座に伝えてくれて、それを意識してプレーすることでうまく試合を運ぶことができたんです。
朴さんからは“負けてもいいから、とりあえず自分たちのベストを尽くしなさい”と、僕たちにプレッシャーを与えないようにという心遣いをしてくださって、優しい方だなという印象を受けました。
数野健太
数野健太
——ドイツオープン決勝とスイスオープン準々決勝で同じ韓国ペア(LEE Yong Dae/SHIN Baek Choel)に敗れました。
LEE Yong Daeは北京オリンピック混合ダブルスで金メダル。男子ダブルスでも世界ランキング4位と、韓国ではかつてダブルスの神様と呼ばれた朴柱奉の後継者との呼び声も高いほどですが、やはり力の差を感じましたか?

数野 LEEは自分たちより若いのですが(20歳)、自分たちよりもっと早い段階から世界のトップレベルでプレーし、世界ランキング1位にもなっている。ですからなによりもまず感じたのが、経験の差です。他の選手と対戦しているLEEを見ると、どんなに競った場面でも冷静に試合を運ぶんです。実際に対戦しても、ミスがとても少ないんですね。どんなに厳しい場面でもとりあえずつなげて、次のチャンスをじっくり待っている、という印象でした。
技術的な差もまだまだあって、簡単に勝てるとはいまは思えませんが、今回よりもっといい試合をしたいとは思います。

早川 サーブ面、色々なつなぎ球をもっと練習して、次に対戦したときは勝ちたいです!

——長いヨーロッパ遠征、生活面で戸惑うことなどありませんでしたか?

数野 移動も大変でしたし、着いて間もないころは時差ボケもあったので、いかに早く身体を慣らすかに気をつけました。

早川 食事面でもヨーロッパは物価が高い所が多いので、日本からお米や食料を大量に持参して、部屋で自炊しながら生活していましたね。
早川賢一
早川賢一

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