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バドミントン日本リーグ2005スコア 2005年11月12日〜12月25日開催

▼第7戦 12/25(日) トナミ運輸 戦 [○3-0]
▼第6戦 12/24(土) 大阪トリッキーパンダース 戦 [○3-0]
▼第5戦 12/18(日) JR北海道 戦 [○2-1]
▼第4戦 12/11(日) NTT北海道 戦 [○3-0]
▼第3戦 11/23(祝) NTT東日本 戦 [○2-1]
▼第2戦 11/20(日) NTTグループ東北 戦 [○3-0]
▼第1戦 11/13(日) くまもと八代YKK AP 戦 [○3-0]



【 2005年12月25日 守口大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 トナミ運輸
仲尾 修一
坂本 修一
2 15-13
15-13
0 ハルモノ・ユウォノ
舛田 圭太
中西 洋介 2 15-3
15-13
0 大束 真也
劉 永
池田 信太郎
2 15-11
15-5
0 木下 政彦
平田 典靖




[試合リポート in 守口大会]



日本リーグ2005の天王山、あるいは今年のバドミントンの千秋楽となる最終戦。 日本ユニシスは宿敵トナミ運輸と優勝を賭けての1戦を迎えた。 一昨年は星一つリードされて、昨年は全勝対決、今年は1勝分リードしての戦いとあって、優勝の機運も高まる。 さらにトナミ運輸の柱の1本、大束忠司選手が怪我のため欠場。日本ユニシスにとっては追い風が吹く。 注目のオーダーは

D1 仲尾/坂本 - ハルモノ・ユウォノ/舛田 圭太
S  中西 - 大束真也
D2 劉永/池田 - 木下 政彦/平田 典靖

となった。 トナミ運輸の第1複、単は2003年と全く同じ。 そのときはトナミ・ユニシスと分け合って第2複までもつれ、最終的にユニシスが直接対決は制するものの、優勝を逃すという結果となっている。

●第1複:


トナミ運輸・ハルモノ選手のサービスにより、決戦の火蓋は切って落とされた。仲尾選手のサービスレシーブはいきなりネットインと幸先のよい出だし。 続いて舛田選手のスマッシュレシーブがネットにかかり、先制点は日本ユニシス。 だがトナミペアもお返しとばかりに、レシーブをネットインさせてみせる。 両者とも多少の気負いがあるのか、ややネットにかかるミスが見られるものの、シャトルを上げずにドライブ・ハーフ球でせめぎあうラリーは見ごたえ充分。 3-3、4-4と互角の展開となる。
トナミ運輸の5点目は、舛田選手がネット前への素早い詰めから強烈なプッシュ。その打球が坂本選手の顔面に直撃し、一瞬その場が凍りつくが 坂本選手はプレーを続行。タフなところを見せる。
4-6、6-7と、わずかにトナミが先行しながらゲームがじりじりと進んでいく。 しかし7-9とされたところからユニシスペアが本領を発揮。 坂本選手がコート中央へ誘い球の緩いドライブを打ち、するするとネット際に現れた仲尾選手が返球を決めるという鮮やかなコンビネーション。 また強打が相手のレシーブミスを誘い、終盤に差し掛かる大事な場面で12-9と逆転する。 さすがに13点目はやるまいと、舛田・ハルモノ組も集中。 ネット前に立ちはだかってプレッシャーをかけ、またドライブもネットインとなり12-11と迫ってくる。
だが初優勝にかける思いからか、坂本選手のバックハンドのドライブがネットインし13-11。 さらに14点目は二人の連続スマッシュで奪い、ゲームポイントを手に入れる。 試合巧者のトナミペアも、セティングに持ち込もうと奮闘し13点までは取るが、 仲尾・坂本組はあわてることなくラリーをスマッシュで断ち切り、全日本王者らしい自信を示す。 最後はネット前からの舛田選手のスマッシュを防ぎきり、攻めに転じてネット前から坂本選手がスマッシュ。15-13で第1ゲームは日本ユニシスへ。
第2ゲームは2点を先制されるが、相手のバックアウトを見逃さないなど落ち着いたプレーで3-3。 高速なドライブ戦や浅い位置からのスマッシュを確実に決めていく。 6-4とした場面、フットフォルトを取られて嫌なムードになりかけるが、 相手の勢いを6-6で食い止め、逆転を許さない。
むしろ追いつかれて集中力を増したか、攻めの姿勢を崩さない積極的なバドミントンで、一気に12-6までリード。 このままでは終われない舛田・ハルモノ組も必死のプレーで5連続ポイントをあげて迫るが、どうしても仲尾・坂本組を逆転できない。 逆に坂本選手がトナミペアの中間にスマッシュを打ち込んで大事な13点目を手にし、歓喜の時が近いことを感じさせる。 舛田選手のジャンプスマッシュで13オールに追いつかれても、不思議と醸し出される安心感。 次のラリーでコートの隅をついたドライブを決め、見事にサービス権を奪い返す。
汗を拭き、最後を締めるべくより一層集中するユニシスペア。 素早いネット前への詰めがハルモノ選手の脅威となり、ミスを誘って14点目をゲット。 最後は仲尾選手のドロップに舛田選手が詰めたところを、読みよく坂本選手がカットしライン際へ。 その打球がインとなった瞬間、仲尾・坂本両選手に抱きつく福井選手と山田選手。 15-13、15-13の大激戦を制して、1点目は日本ユニシスへ渡る。
紙一重の実力差だったとはいえ、日本リーグの通算成績でこれまで1敗しかしていなかった舛田選手に土をつけたことで 優勝への予感が確信に変わってくる。

●単:


期待を受けて登場する中西選手の相手は大束真也選手。 前節では全日本王者の佐藤翔治選手に敗れたものの、ファイナルゲームまで持ち込む健闘を見せている。
ジュニア時代からの因縁の対決は長いラリーでスタート。 これを中西選手がライン際へのジャンプスマッシュでものにすると、次も大束選手のバックサイドにスマッシュを決めて1-0。 ここから次の点が入るまでに、サービスオーバーが繰り返されること実に9回。 選手のみならず、双方の応援団もタフなクロースゲームになることを予想したことだろう。
だが2-2から点を加えていくのは、常に中西選手。 大束選手も股抜きショット、ダイビングレシーブなどトリッキーなプレーを見せて観客を沸かせるが、 それは裏を返せば中西選手のスピードが勝っているということにほかならない。 中西選手がボディへのスマッシュを決めて9-2としたところでトナミベンチからは真也コールが起こり、 それに応える大束選手はスマッシュでサービスを奪う。 しかしパワーで押そうとする大束選手の打球はバックアウトが多く、それを冷静な中西選手は悉くジャッジ。 大束選手に3点目が入ったとき、中西選手の得点はすでに11点。 ネット前の入りが速い中西選手は、フェイントの効いたロブで相手をのけぞらせ、 上がってきた球をジャンプスマッシュ。またプッシュで決める場面も多い。 14点目も大束選手のドロップに鋭いプッシュをお見舞いしてポイント。 その印象が尾を引いたか、15点目は大束選手がドロップを自らネットにかけて15-3。第1ゲームを中西選手が奪う。
優勝まであと1ゲームと迫り、チームの雰囲気も押せ押せといったところ。 王手をかけられた立場の大束選手。優勝を決めさせまいと第2ゲーム出だしから奮起し、まず2本をリード。 自らの手で優勝を勝ち取りたい中西選手も、スマッシュへのロングレシーブやネット前からのロブで逆をつき、3点を奪って逆転する。 すると大束選手も単発の鋭さで2点を加え、3-4と再逆転。 次のネット際の攻防で、中西選手が決めようとしたショットを大束選手がラケットをネットぎりぎりに出してブロック。ラケット同士が接触し金属音が響く。 中西選手がオーバーネットしたという判定をめぐり中條監督、山田コーチ、今泉トナミ運輸監督が主審の元へ。試合は3分にわたり中断する。
判定は覆らなかったが、この難しい間で中西選手は気持ちを新たに集中。 早いタイミングでドライブをクロスに放って、サービスを奪い返し、 ネット前からの展開で7-6と逆転に成功する。 一方の大束選手も、相変わらずミスは多いものの打球の鋭さを増して7-9と対抗。 すると中西選手は我慢してミスを待ち、11-9。優勝を決める一戦らしく、スリリングなシーソーゲームとなる。 さらに大束選手がクロスドロップをネットにかけて中西選手に12点目が入ると、ベンチに、そして観客にガッツポーズ。 決意の表情を窺わせる。
後がなくなってきた大束選手。ここにきてプレーに工夫が見られるようになり、 力を抑えてコースを突いたスマッシュや、ジャンプしてのドロップを続けるなどして、土壇場で12-13と逆転。 しかし早くファイナルゲームに持ち込みたい気持ちが災いしたか、中西選手のアタックロブをジャッジするも、イン。 次のラリーでも中西選手のドロップに一瞬足が出ず、ネット際に返そうとするも白帯を越えない。
13オール。応援席も固唾を飲んで見守る。 中西選手のショートサービスに大束選手がヘアピン、同じく中西選手もヘアピンした打球は、ネットに絡みながら大束選手のサイドへ。 大束選手のロブが失敗し14点目が入ると、ベンチの全員が渾身のガッツポーズ! 中西選手も力強いガッツポーズの後、ゆったりとコートを1周し、呼吸を整える。 あと1点。最高潮に達した雰囲気の中、中西選手の心中はどれほど緊張していたことだろう。 しかしこれまでと同じようにショートサービスを打つ中西選手。ヘアピンで返球する大束選手。 そして放ったクロスロブが、中西選手の最後の打球となった。 大束選手がハイバックカットをネットにかけた瞬間、両手を力強く掲げる中西選手! ベンチを飛び出した全選手、そして中條監督が我先にと中西選手に抱きつく。 吉田部長、劉永コーチもそれに続き、全員がひとかたまりとなって抱き合う。 日本ユニシス実業団バドミントン部の、創部16年目にして初の団体戦優勝がここに決まり、 同時にバドミントン界に新たな歴史が刻まれた。

戦い終えて応援団に挨拶する中西選手の目には、大粒の涙があふれていた。 中條監督、山田コーチをはじめとする皆が中西選手を労い、 応援団も中西選手のみならず、自分たちの手で初優勝を勝ち取った全選手を、心の底から祝福した。

●第2複:


こうなれば第2複も勝利し、3-0の完全勝利で有終の美を飾りたいところ。 日本ユニシスは劉永・池田組、トナミ運輸は木下政彦選手と来期入社が内定している平田典靖選手が登場する。 181cmの木下選手、180cm平田選手が長身から繰り出すパワフルなショットに、劉永・池田組は持ち前の守備力で対抗。 レシーブを大きく切り返して相手に上げさせ、攻めに転じてフィニッシュまで持っていく。 またドロップショットを交える緩急の利いた攻撃で体勢を崩させ、そこにすかさず強打。 すでに優勝が決定したことによる気の緩みなど全くない、集中したプレーを見せる。
一方のトナミ運輸、特に平田選手がネットにかけてしまったり、バックアウトしてしまったりとミスがやや多いのは、 やはりリーグ特有の雰囲気、また優勝は決まっているものの最終戦の最終試合であるためだろうか。 そんな平田選手を気遣う木下選手。ラリーの合間に声をかけて緊張を解きほぐそうとする。 しかしプレーの修正は容易ではなく、また木下選手もスマッシュをネットにかけるミス。ユニシスに13点目が入る。
ここからトナミペアが6連続ポイントで13-11と迫るが、劉永・池田組にはなおも安心感が漂う。 木下選手のスマッシュレシーブがエンドラインを割るのを劉永選手が見届けてサービス権を奪い返し、 14点目はネット前に詰めた平田選手のプッシュがバックアウト。 トナミペアも3度のゲームポイントを凌ぐが、点数は11点のまま進めることができない。 ドライブ戦から角度をつけてスマッシュを放ち、対する平田選手のレシーブがアウトで1ゲーム終了。15-11で劉永・池田組が先制する。
2ゲーム目はまず劉永選手のドロップがネットイン。サービスプッシュを待ち構えて、早いタイミングで打ち込み2点目、 さらにネット前からの木下選手のスマッシュがバックアウトとなり3-0とする上々の立ち上がり。 2点を返されても、池田選手のネットプレーですぐさま5-2と引き離す。 劉永選手はラリー中にくるりと1回転、また笑顔も見せる余裕のプレー。 フォアからバックから、長短を織り交ぜたクロスドライブが効果的となり、鋭い牙を持つトナミペアを封じ込める。
ロブのバックアウトをジャンプしながら劉永選手が見送り10点目を取ると、 11点目を狙う池田選手のサーブに、木下選手がレシーブするもネットにかかる。 いい球を打たなくてはという思いからか、狙いすぎる感のあるトナミペア。 12点、13点も打球がバックアウトしてしまい、ユニシスが13-5と大きくリードする。 さらに14点目は、劉永選手の大きなクロスへのショットがトナミコートへ落ち、マッチポイント。 一度はドライブレシーブがサイドアウトとなり、サービス権はトナミペアへと渡るが、 1点も与えずに奪い返し、劉永選手のサービス。 池田選手が2本のドロップで充分な体勢をつくり、ジャンプスマッシュを2本続けて放ち、 浅くなった返球を劉永選手が渾身のスマッシュ! 15点目が入った瞬間、両手を掲げたコート上の二人めがけてベンチの選手・監督が一斉に飛び出し、抱擁を交わす。

肩を組んで形づくった円が団体戦終了の握手のために崩れても、歓喜の渦はいつまでも止まらない。 一列に並んで応援団に挨拶し、喜びを分かち合う各選手。 "フレーフレーユニシス"をともに唱える観客、深々と礼する選手団。 その後は部長、監督、功労者の面々の胴上げへと続き、16年間の大願を成就させた喜びをあらわした。

[中條監督のコメント]



初優勝大変うれしく思います。昨年まで3年連続2位とあと一歩というところまできて逃していましたので、今年こそはという気持ちで試合に臨みました。勝負所の第1ダブルスを取り流れに乗れた事が勝因だと思います。初優勝に浮かれる事なく来年も良い一年にしたいです。



仲尾(左)・坂本組がまず1勝
仲尾 (左)・坂本組がまず1勝
中西選手勝利、優勝決定の瞬間
中西選手勝利、優勝決定の瞬間
劉(右)・池田組が勝利し、かけよるユニシスチーム
劉(右)・池田組が勝利し、かけよるユニシスチーム



【 2005年12月24日 守口大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 大阪トリッキーパンダース
仲尾 修一
坂本 修一
2 15-11
15-10
0 松井 充
ハディ・サプトラ
中西 洋介 2 15-4
15-7
0 古川 裕輔
劉 永
池田 信太郎
2 10-15
15-4
15-2
0 櫻井 勝仁
川口 佳介




[試合リポート in 守口大会]



●第1複:


第1複は王者仲尾・坂本組。対するは松井充選手とインドネシアからの助っ人・ハディ・サプトラ選手。 出だしでいきなり攻撃を2本連続でネットにかける。また、ロブがサイドアウトとなるなどし、立ち上がりで0-3とリードされる。 しかし今日の仲尾・坂本組は気合充分。普段は物静かな坂本選手も、小さいながら随所にガッツポーズを見せる。 すぐさま7-3と逆転に成功。二人が互いに打ちまくり最後まで持っていく攻撃力は、さすがというほかない。 一方のトリッキーパンダースペアも、トップダブルスでむざむざやられるわけにはいかないとばかりに ユニシスペアのミスを待ち、またハディ選手の読みのよい前衛でのプレーなどで7-6と迫る。
しかし、追いつかれても簡単に引き離す力を身につけている仲尾・坂本組。 スマッシュ以上に速いかと思わせるドライブレシーブで相手の攻撃を封じ、 スピードについていけず甘い球が返ってきたところを、素早い出足でネット前からプッシュを決める。 13点目もそのプッシュで坂本選手が決め、さらに松井選手のドライブがミスとなりゲームポイント。 次のラリーで、クロスネットを読んだ坂本選手がネット前からスマッシュを決め、順当に1ゲームを奪取する。
第2ゲームもその勢いのままに5-0とリード。 守備に回っても攻めを意識し、機を見てのドライブレシーブが相手のミスを誘う。 トリッキーパンダースペアも分のよい形をつくろうと、ドライブ勝負を避けてネットに切ろうとするものの、速い打球を捉えきることが出来ない。 11-4から11-7、13-10という得点経過を一見すると接戦のようだが、その原因は”いつもどおりの”イージーミス。 ここぞというラリーは制するその戦いぶりには、充分な余裕が感じられる。 最後も目まぐるしく攻守の替わるラリーを、坂本選手のヘアピンで締めて15-10。 先鋒としての役目を充分に果たし、チームメイトの祝福を受けた。

●単:


単は中西選手が登場。大阪トリッキーパンダースは古川裕輔選手。同級生同士の対戦となった。 中西選手は序盤から丁寧なラリーを展開して、古川選手のミスを誘い5-0。 高校時代から豪打で知られる古川選手が、ここからその持ち味を発揮して3点を返すが、 そのあり余るパワーを制御しきれないのか、クリアやロブ、スマッシュでもバックアウトを連発。 ネット前に上がったチャンスボールもサイドアウトしてしまうなど、ミスが目立つ。 動きのスピードにアドバンテージのある中西選手が終始ゲームを支配して、 最後もスペースをつくってスマッシュを打ち込み、15-3であっさりと第1ゲームを先取する。
続く第2ゲームも中西選手のリズムで始まり、5-2。 テンポ早く丁寧に攻めつなぎながら、チャンスには鋭いエースショット。また、ラリーを相手のミスへと導いていく。 古川選手に1点も追加点を与えないまま、10点の大差をつける中西選手。 多少ほっとしたのか、ここから12-7まで追撃を許すが、 ショートサービスへのコースをついたヘアピンでノータッチを奪い、ピンチとなる可能性を未然に防ぐ。 ロブを放とうとした古川選手の打球がネットにかかってラッキーな13点目を手にすると 14、15点目もラリーの末に古川選手がミス。 多少の流れの変化に動じず、最後まで安定したプレーを心がけた中西選手が勝利し、団体戦6連勝も勝ち取った。

●第2複:


こうなると第2複も勝って、3-0で翌日の最終戦に勢いをつけて臨みたいところ。 日本ユニシスは今大会3度目の登場となる劉永・池田組、大阪トリッキーパンダースは櫻井・川口組がコートに姿を見せる。
空いたネット前のスペースを突いて最初の1本を奪い、幸先よいかと思われた出だしだが、そこから1-4、3-7、5-11と苦戦。 スマッシュ力のある櫻井・川口両選手に打たせてしまう場面が多く、 また打たせまいとしすぎるせいか、ネット前でのデリケートなプレーにミスが出てしまうという悪循環に陥る。 トリッキーパンダースペアは2本連続ネットインするなどツキもあり、6-13と7点差。 ここからユニシスペアも大勢の応援団に応えて9点まで粘るが、体の伸びきった状態から放ったドロップを読まれてプッシュされ、9-14。 それでも1点を追加し10-14となるが、最後は池田選手の上げた球がエンドラインを割り、15点目を奪われる。
だが第2ゲームの最初のラリー、池田選手と劉永選手の連続スマッシュが不安を払拭する。 守備に回らず攻撃的なプレーを継続。高く速いユニシスペアの積極的な打球が決まっていき、5-0とリード。 ハーフタイムで集中力を取り戻し、しっかりと修正を行ったようだ。 逆に櫻井・川口組は、1ゲーム目とは異なる様相の試合に動揺したか力が入り、ミスも増えてしまう。 12-1からかろうじて3点を奪い、終盤にきてパワー・チームらしさを垣間見せるが 本来の実力を発揮する劉永・池田組が、すんなりと第2ゲームをゲット。15-4の大差でタイとし、ファイナルゲームへ流れを引き継ぐ。
そのファイナルゲームは、ユニシスファンの期待通り、劉永・池田組の独壇場となる。 最初のサービスをロングとしたのは、強烈なスマッシュを凌ぎきれるという決意の表れだろうか。 事実、見事にレシーブ・そこから攻撃に転じてラリーを断ち切ってみせる。 1球1球に鋭さを見せるユニシスペア。 その勢いに呑まれたのか、トリッキーパンダースペアは次々とミスを重ね、気がつけば15-2。 2、3ゲーム合わせて16分という驚異的な試合時間で、劉永・池田組が団体戦の完全勝利を決めた。

とうとう明日25日はトナミ運輸との最終決戦。 日本ユニシスが勝てば、全勝で念願の初優勝、トナミ運輸は3-0で勝利することが優勝への最低条件となっている。 すでに3強対決を済ませているNTT東日本とあわせ、一体どのチームが優勝を手にするのか。 その答えはもう目の前。午前10時の試合開始が待ち遠しい。

[中條監督のコメント]



第6戦、日本ユニシスチームは地元トリッキーパンダースと対戦、3対0で快勝、実力を見せ付けました。
唯一6戦全勝でいよいよ明日最終戦へ。団体戦優勝を目標に、一年間、選手達は一生懸命よく頑張りました。
やる事は全てやったので、結果はついてくると信じています。明日、ユニシスチームは一致団結して、優勝を目指し頑張ります。
皆さん御声援よろしくお願い致します。



仲尾・坂本(右)組
仲尾・坂本(右)組
中西選手
中西選手
劉・池田(右)組
劉・池田(右)組



【 2005年12月18日 船橋大会 】    勝敗表


日本ユニシス
2-1 JR北海道
仲尾 修一
坂本 修一
2 15-5
15-3
0 橋村 竜彦
多田 亮太
中西 洋介 1 2-15
15-10
13-15
2 竹村 純
福井 剛士
池田 信太郎
2 15-8
10-15
15-9
1 関野 有起
鈴木 知道




[試合リポート in 船橋大会]



●第1複:


昨年と同じく日本ユニシス対JR北海道の対戦となった日本リーグ千葉大会。 全勝をキープしている日本ユニシスに対し、JR北海道はここまで3勝2敗。 しかし喫した2つの黒星においてもNTT東日本、トナミ運輸の上位と競り合っており、 1部リーグ2年目ながら、確かな実力のあるチームだ。
仲尾・坂本組と橋村竜彦・多田亮太組の対戦となった第1複。 仲尾・坂本組は全日本王者らしい盤石の戦いぶりを示し、序盤から点差を広げる。 無理な攻めは避けてロブを上げ、スマッシュを大きくレシーブしていたかと思えば、 一転ドライブレシーブ、ネット前に詰めてプッシュと、緩急のあるプレー。 もちろんドライブ戦からジャンピングスマッシュといった速い攻撃も健在で、6-1から12-5とリード。 多田選手の打球のバックアウトが2本続き13点目、14点目を手にすると、 サービスオーバーを挟んで最後は坂本選手がラインぎりぎりにスマッシュを叩き込み15-5。第1ゲームをあっさりと先取する。 第2ゲームも6-1、9-1と序盤から大量のリード。 前衛に入った坂本選手は長いリーチで壁のように相手の打球を跳ね返し、 後ろから打つ仲尾選手も、バネのようなジャンプからコース・球種を打ち分けて相手を翻弄しエースを奪う。 相手の返球がどこに来るのか予め分かっているかのようなポジショニング、そしてフットワークの速さ。 仲尾選手が打ちまくって13点を取り、終盤に入っても勢いは全く衰えることがない。 14点目、15点目もスマッシュで決めて15-3。期待通り、大事な先制点を日本ユニシスにもたらした。
全く危なげなく勝利し、エースらしい活躍を示した二人。 25分という短い試合時間にもその抜群の強さが覗える。 団体戦を1-0としたこの時点では、この後の日本ユニシスチームの苦戦を予想した者はおそらくいなかったことだろう。

●単:


シングルスは中西選手と竹村純選手との対戦。竹村選手は前節でトナミ運輸の大束真也選手から勝ち星を得ている。 この試合でも勢いそのままに、開始直後からいきなり0-11。中西選手にとっては苦しい展開となる。 バックアウトを見送るなどして2本を返すが、今日の竹村選手は絶好調といってよい状態。 ショートサービスから攻めへ持ち込み、ジャンプスマッシュはラインぎりぎりに、 ネット前への素早い詰めから放つプッシュも厳しいコースに決めるなど、手がつけられない。 最後も中西選手がジャッジした打球がイン。2-15で奪われ、緊張が走る。
全日本3位としても、このまま易々と敗れるわけにはいかない中西選手。 セカンドゲームはまず3本を連取して2-0とし、幸先のよいスタートを切る。 ここまで決まっていた竹村選手のスマッシュにもよく反応し、逆に攻め込み4-1。 一方の竹村選手もショートサービスからの速攻などでだんだん追いついてくる。 一進一退の好ゲーム。中西選手が長いラリーを鋭いカットで勝利し、流れを引き寄せかけるが 竹村選手も気落ちせずにネットから積極的に攻めてくる。6-6、9-9と点差が離れない。
だがここで抜け出したのは中西選手。得意なフォアサイドからのストレートスマッシュで10点目を得ると 粘り強く竹村選手のミスを誘い12-9とする。 1点を返されるが、追い込まれた体勢からも攻めの姿勢を崩さずサービスを奪い返すと スマッシュを2本決めて14点をつかむ。 竹村選手も追いつこうと必死に攻めて幾度もゲームポイントをかわすが、中西選手の集中力は途切れない。 15点目はクロスカットで崩してできたオープンスペースにプッシュを決めて15-10。1-1のタイに持ち込む。
ファイナルゲームも白熱した戦いが続く。コートを大きく使いながら相手のミスを誘う中西選手。 竹村選手もネットにかける場面こそやや多いものの、ダブルス的なタッチの早さでテンポよく攻めてくる。3-3、5-6、7-7と互角の展開。 しかし大事な8点目、中西選手は竹村選手の4度のスマッシュ、そしてヘアピンを凌ぎながらも、カットへのレシーブをネットにかけてしまう。 チェンジエンド後もさらに3点を奪われ7-11。若い竹村選手の鋭さは終盤にきても衰えない。 どうにか再び流れを引き寄せたい中西選手は、竹村選手のバック奥にシャトルを集め、 返球を読んで自分のラリーを展開。10-11と迫り、ユニシスベンチも一段とヒートアップする。 さらに竹村選手のスマッシュがアウトで同点、タッチの早い擦り上げるようなクロスネットで逆転、 フォアサイドから力強くクロススマッシュを決めて13-11と大きなポイントを掴む。
土壇場での中西選手の大逆転に、ユニシス応援団も勝利を確信。 しかし竹村選手はまだ諦めていなかった。 逸る中西選手の攻撃ミスを待つべく、小柄な体を懸命に駆使してシャトルを拾い続ける。 またチャンスには速い打球で攻撃し、とうとう13オールに追いつく。
残り2点をどちらが取るのか。しかしその答えは、ユニシスチームにとって酷なものだった。 竹村選手のショートサービスに中西選手のヘアピンがネット。 次のラリーで竹村選手がバックハンドから放ったクロスドライブへのレシーブが、無情にもサイドラインを割る。 13-15の惜敗。全日本総合準決勝に続き14本目が遠く、団体戦のスコアは1-1となった。

●第2複:


勝負の第2複は福井・池田組と新鋭関野有起・鈴木知道組の対戦。 キャリアの差から勝利は確実かと思われたが、1ゲーム序盤は1-5、3-7とリードを許してしまう。 鈴木選手が前衛で球をつくり、関野選手が強打を放つパターンに苦しめられる。 しかし丁寧にシャトルをまわし始めたユニシスペアが追い上げ開始。 ラリーの中で隙を見つけて打ち込み、着実に点数を重ねて8-7と逆転に成功する。 JR北海道ペアも奮闘するが、ユニシスペアの勢いは止まらない。 池田選手の球足の短いカットで9点目、堅いレシーブからスマッシュミスを誘って10点目と本来の力を発揮。 最後はロングサービスへの鈴木選手のスマッシュが浮き、バックアウト。 1ゲーム目は実力どおり福井・池田組が取る。
第2ゲームは0-2とされた場面から コートを四隅まで広く使ったプレーで瞬く間に6-2。さすがは全日本ベスト4というところを見せる。 しかし少しミスが出始めたところにJR北海道ペアが襲いかかる。 今までミスの多かった鈴木選手も粘り強くつなぎ、 関野選手も前衛での勘の利いたプレー、タイミングをずらしたサービスなど工夫して8-11、9-12。 集中力を発揮してレシーブし続ける相手に対し、ユニシスペアは我慢しきれない格好でミスをしてしまい。 10点でこのゲームを失ってしまう。
予想を大きく上回る、JR北海道ペアの大健闘。 このゲームを失えばほぼ自力優勝は消滅するとあって、同条件のはずのファイナルゲームだが、 プレッシャーは福井・池田組に大きくのしかかる。 怖いものはないとばかりに前へ前へと攻め込んでくる関野・鈴木組に1-5とリードされ、 さらには力の入る池田選手のスマッシュがネットにかかって1-6。苦しい展開となる。
だがここから経験の差が表れる。 全日本総合での活躍で自信を深めたユニシスペアに対し、JR北海道ペアは勝ちを意識してか無理なプレーからミスを重ね、6オール。 追いつかれて開き直った感のある関野・鈴木組もここから立ち直ろうとするが、 福井・池田組が普段どおりの攻撃的なダブルスを展開する。 レシーブを低く抑えて攻撃へとつなげ、また時には大胆なクロスへのショットを交えてノータッチを奪う。 コンビネーションの乱れた相手に福井選手がスマッシュを打ち込んで13点を手にすると 14点目はスリリングなラリーを池田選手がネット前から打点高くスマッシュして大きくガッツポーズ。 食い下がりたいJRペアも、3回のマッチポイントをかわすが、点数が9点から先に進まない。 最後のドライブがネットにかかったその瞬間、日本ユニシスチームの苦しかった一日が報われた。

高岡市ではトナミ運輸がNTT東日本との激戦の末に敗れ、黒星無しは日本ユニシスのみに。 とはいえ、6勝1敗で3強が並ぶことがあれば、ポイント差で日本ユニシスの優勝は難しい見込みだ。 5戦全勝で大阪に乗り込む日本ユニシスチームは24日に大阪トリッキーパンダース、そして25日はトナミ運輸と連戦となる。 地元のトリッキーパンダースに足元を掬われないよう注意しつつ トナミ運輸との因縁の対決を勝利で飾り、念願の初優勝を手にしよう!

24日は12時から、25日は10時からの試合開始が予定されている。 近くの方々はぜひ足を運んで、この名勝負を見届けてほしい。

[中條監督のコメント]



第一ダブルスは全日本総合チャンピンオンの仲尾・坂本組が出場。 仲尾・坂本組は一方的に主導権を握り、わずか25分間で橋村・多田組に圧勝しまし た。
シングルスには中西が出場し、プレシャーの影響で出だしが悪く、第1ゲームは0-11と リードされ、2-15でとられます。 第2ゲームはいつもの調子を取り戻して順調にポイントを重ね、15-10でファイナルに。 ファイナルは13-11でリードしましたが、最後の最後で逆転されました。
1対1で第2ダブルスを迎えたのは、全日本総合ベスト3位に入賞し た福井・池田組。 第1ゲームは順調に快勝しましたが、チェンジエンド後、 JR北海道の関野・鈴木組に詰め寄られ、10-15で第2ゲームを取られます。 第3ゲームは8-6とリードされますが、そこから大逆転を演じ、15-9で逃 げ切りました。
たくさんのご声援の中、チームが一致団結して一生懸命戦い、 JR北海道に2対1で勝つことができました。とても大事な一勝でした。
これで日本リーグは5戦まで終了し、日本ユニシスチームは唯一の全勝チームです。 今回の試合での経験を次の試合に活かせるよう頑張ります。全勝して優勝します。 ファンの皆様、ご声援宜しくお願いします。



仲尾(右)・坂本組
仲尾(右) ・坂本組
中西選手
中西選手
福井(右)・池田組
福井(右) ・池田組



【 2005年12月11日 久喜大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 NTT北海道
劉 永
池田 信太郎
2 15-9
10-15
15-10
1 三上 裕司
米 隆夫
山田 英孝 2 11-15
15-6
15-7
1 吉川 勇司
仲尾 修一
坂本 修一
2 15-7
15-9
0 中村 寿史
井野 嘉久




[試合リポート in 久喜大会]



●第1複:


第1複に立った劉永・池田組の相手は三上裕司・米隆夫組。先に行われた全日本総合でもベスト8入賞を果たしており、 エースとしてここまでのチームの勝利に貢献している。 ゲーム開始直後から飛ばすNTT北海道ペアに対し、劉永・池田組はスロースタート。 ロブやスマッシュがエンドラインを割り、ヘアピンもネットを越えないなど、北海道ペアにポイントが入っていく。 しかし0-6とリードを許したあたりから本領発揮。確実なディフェンスと緩急織り交ぜた攻撃で瞬く間に同点、そして逆転。 相手のミスにも助けられ、1点も許さないまま14-6とゲームポイントまでたどりつく。 だが今日のユニシスペアはそれほど調子がよいとはいえない状態。ネットへ切るショットのミスが減らないなど、微妙なズレが解消されない。 じりじりと9点まで詰められて点差は5点。 最後は池田選手がジャンプして放ったドロップがノータッチとなり事なきを得るものの、一抹の不安がよぎる。

2ゲーム目は最初から我慢比べ。実に85本という長いラリーを、劉永選手のクロスネットで締めて先取点はユニシスペアに入る。 しかしやはり状態が万全ではない様子。ショットがネットにかかる場面や、ハーフ地点への打球の対応が一歩出遅れる場面がいつもよりも多い。 一方の三上・米組はミスの少ない堅実なプレーを継続。レシーブはユニシスペアの前衛につかまらないよう大きく返し、 機を見て強打する展開で2-0から4-4、9-9と接戦を演じる。 外れかけた歯車を元に戻せない劉永・池田組。ラリーの中でミスが出てしまってなかなか勢いに乗れず、9-14とNTT北海道ペアのゲームポイント。 何度かサービスオーバーを繰り返す間に1点を返すものの、池田選手のドライブがバックアウトで10-15。ファイナルゲームへともつれてしまう。

全日本総合では仲尾・坂本組からも1ゲームを奪った三上・米組。ディフェンスが堅く強打もある。 優勝を睨む上で、このファイナルゲームはどうしても落とせない。 緊張がみなぎる場面で、石川選手を中心とした、観客と一体になっての大きな声援が力を与える。

2ゲーム目の勢いを引き継がれ、1-3とされたところから反撃開始。 ドライブのバックアウトを察知して2-3、劉永選手の強烈なスマッシュで3-3と追いつくと 池田選手のコースを突いたプッシュで逆転に成功し、流れを掴む。 そのまま8-5でチェンジエンドを迎え、沸き起こった劉永&池田コールに応えてさらに追加点を重ねるユニシスペア。 2ゲーム目までに見られたコンビネーションの乱れを、この短期間で見事に修正するあたりは さすが元世界チャンピオンの劉永選手、また今年世界で大きく躍進した池田選手といったところ。 懸命に食い下がるNTT北海道ペアを最終的には10本に抑えて、リーグ後半戦の緒戦となる試合で大事な1点目を挙げた。

●単:


シングルスには山田英孝選手が今リーグ初登場。9月のおかやま国体以来となる公式戦の舞台だ。 対するは早稲田大学の後輩・吉川勇司選手。今期は接戦をものにしてすでに2勝を挙げているなど、成長が覗える。

地元埼玉県での開催とあって、山田選手の雄姿を見ようと会場に足を運んだ観客も多い。 第1複以上に大きな声援が送られる中、序盤の山田選手には少々気負いがあるのか、動きにかたさが見られる。 5-5から6-8とリードされるなど、本来持つレシーブ力に裏付けられたプレーがなかなか出てこない。 大舞台への登場は久々とあって、試合勘がもう一つ戻らないことに加え、 吉川選手が放つバックサイドへのスマッシュに手を焼き、苦しい試合を強いられる。

それでもポイントの取り方はよく知っている百戦錬磨の山田選手。 ネットから打たれたプッシュにカウンターを見舞うなどして11-8とリードする。 しかしここにきてミスが続いてしまい、11-13と厳しい展開。 勝負どころの吉川選手は、ショートサービスの次の球を狙うべくネット前へ詰める。 その読みが見事にあたり、プッシュが山田選手のコートに突き刺さり14点目。 15点目は自信のあるバックサイドへのスマッシュ。この打球を決められ、第1ゲームは11-15で吉川選手に。

だが90秒のインターバルで長年ともに歩んできた中條監督からアドバイスと激を受け、山田選手が本来の姿を取り戻す。 読みも鋭く、吉川選手のスマッシュからレシーブエースを奪い始め、 6-4の場面ではスマッシュ、プッシュを悉くレシーブし続けてチャンスを待ち、最後は逆にネット前から決定打を放つ会心のラリー。 流れをしっかりと掴んだ山田選手には、1ゲーム目のかたさはもうない。 サービス権は与えても、得点は頑強に許さない山田選手に、吉川選手も根負けの形でミスが増え、10-4、13-4とどんどん点差が広がっていく。 ベテランらしい試合運びを見せた山田選手がこのゲームを15-6で奪い、ファイナルゲームへの流れを形作る。

そのファイナルゲーム、もう一度流れを引き戻そうとする吉川選手がスマッシュを打ち込み3本を奪うが 山田選手はあっという間に5点を取り返す。 金星を拾おうと奮闘する吉川選手が6-6まで追いすがるが、8本目を手にしたのは山田選手。 さらにクロスネットの応酬を制して10点目を手にしガッツポーズを見せる。 体全体で受け止めるレシーブ、スピンネット、空中を駆け上るようなジャンピングスマッシュと、 培った数々の技を披露していく山田選手が、背中にユニシス応援団の大声援を受け順調に得点を重ねていく。 最後の吉川選手のハイバッククリアがアウトになるのをジャッジし、ガッツポーズとともに咆哮。 リーグ通算21勝目となる価値ある勝利を挙げた。 試合後は素晴らしいゲームを演じた吉川選手を労い、チームメイトとハイタッチ。 さらに観客席へも御礼の挨拶に赴き大声援に感謝するとともに、感涙にむせんだ。

●第2複:


劉永.池田組、山田選手の激闘により日本ユニシスの開幕4連勝が確定。 しかし詰め掛けた観客の楽しみはまだまだ終わらない。 この日の最終試合となる第2複は、仲尾・坂本組が全日本王者として臨む緒戦。 対するNTT北海道は中村寿史・井野嘉久組が一矢を報いるべく登場する。

いきなり仲尾選手がコートの中央からジャンプスマッシュ&クロスプッシュで会場を沸かせ、 坂本選手もNTT北海道ぺアの中間にスマッシュを叩き込む。 相手のミスも見逃さず4-1とリード。 全日本総合の終了直後とあってモチベーションの維持が難しい時期ながら、持ち味どおりの活き活きとしたプレーを見せる。

低いロブやヘアピン、ドライブなどの低い球でラリーを展開し、かつてリーグNo.1の豪打と言われた井野選手に簡単に打たせない。 特にスピード感あふれるドライブにNTT北海道ペアはついていけず、ネットにかけるミスが多くなる。 オープンに上がってきたシャトルには、仲尾・坂本両選手ともジャンプスマッシュから連続攻撃。 必ずフィニッシュまで持っていくその攻撃力も、さすが全日本チャンピオンといったところ。 前への詰めも速いユニシスペア。井野選手のスマッシュにつなげたいNTT北海道ぺアのネットに落とすプレーも封じ込める。 11-7から4連続ポイントで15-7。わずか10分で第1ゲームを奪ってみせる。

第2ゲームも勢いの続く仲尾・坂本組。難しいハーフ球でのせめぎあいやヘアピン勝負に悉く勝利する。 つくったチャンスにはトップ&バックでの攻撃を決め、高速なドライブ戦も制するなど穴の少ないプレーで7-1とリードを広げる。 ここからネット、サイドアウトのイージーミスで8-8と追いつかれるが、それすらも彼らのリズムの範疇。 相手を9点で止めてからは集中力を発揮し、サービス権は与えても得点は許さず、要所を締める。 15点目も終始攻撃の姿勢を崩さずにつなぎながら、最後はネット前から打ち込み15-9。 ストレート勝ちで締めくくり、日本リーグ後半戦は3-0で幸先よく再始動となった。

次節18日は船橋市でJR北海道との対戦。11日の試合では敗れたものの、トナミ運輸から1点をもぎとっている侮れない相手だ。 ここを取りこぼすことなく乗り越えて、最後の大阪決戦に臨みたい。

[中條監督のコメント]



日本リーグ後半戦がスタート。第4戦は埼玉の久喜で開催され、会場はたくさんの声援に包まれました。 選手たちは緊張していましたが、大勢の方々の声援に後押しされ、NTT北海道チーム に3対0で勝ちました。
第4戦を無事に乗り切れたのもたくさんのファンの皆さんのおかげです。 本当に有難うございます。
来週は千葉大会。最終日まで気を抜かず全力で戦って日本一を目指して頑張りますの で、今後も応援宜しくお願いします。



劉(右)・池田組
劉(右) ・池田組
山田選手
山田選手
仲尾(左)・坂本組
仲尾(左) ・坂本組



【 2005年11月23日 秋田大会 】    勝敗表


日本ユニシス
2-1 NTT東日本
劉 永
池田 信太郎
2 15-1
15-7
0 松本 徹
新開 祐介
中西 洋介 0 12-15
13-15
2 佐藤 翔治
仲尾 修一
坂本 修一
2 15-4
7-15
15-6
1 川口 馨士
川前 直樹



[試合リポート in 秋田大会]



●第1複:


第2戦の倉敷大会から3日、日本ユニシス対NTT東日本の大一番は、すでに冷え込み厳しい秋田市で行われた。前半戦屈指の好カード、さらに女子の試合には地元の北都銀行が登場ということもあり、会場には大勢の観客が訪れた。
第1複にはまず劉永・池田組が登場。確実に先制点を取りにいくオーダーだ。対するNTT東日本は前節に引き続き松本徹選手と新開裕介選手を組ませる。
ゲーム開始直後から日本ユニシスぺース。シングルス、ダブルスともにこなす松本・新開両選手にはダブルスのプロフェッショナルである劉永・池田組の鋭い打球を捉えきれていないようだ。ユニシスペアはコースと緩急を組み合わせて攻撃の形を常に保ち、確実に決定打や相手のミスにつなげていく。
9-0と引き離したところでかすかに集中力が途切れ、サーブミスとドライブのバックアウトにより1点を失うが、失点はわずかにこれだけ。新開選手のレシーブの調子がよくないと見るや強打を集中し15-1。第1ゲームを先取する。
第2ゲームも勢いを持続し5-2。ようやく攻めの形をつくれるようになってきた東日本ペアが5-5と追いつくが劉永・池田組は改めて集中力を発揮。流れの中でオープンスペースができてしまっても、そこを狙ってくる相手の配球を読みきり逆にプッシュ。ピンチを一瞬にして回避し、決定打を叩き込む。
9-7から一気に13-7とリードし、さらに池田選手がプッシュ・プッシュ・スマッシュの連続攻撃を決め、マッチポイント。次のラリーで放ったアプローチショットをNTT東日本ペアがジャッジするもインとなり、15-7で貴重な1点目を狙い通り手にする。

●単:


続くシングルスは大方の予想通り、中西選手と佐藤翔治選手の対戦。直近の全日本社会人大会での対戦成績は中西選手がストレート勝ちを収めているが、全日本のエース佐藤選手も日本リーグを通じて好調を取り戻している。日本ユニシスが団体戦の勝利を決めるか、それともNTT東日本が1-1のタイに持ち込むのか。
序盤は一進一退の展開。2-0から2-3と逆転されるが、ネットインスマッシュなどで4-3と再逆転。シーソーゲームとなる。
佐藤選手の打球はいつにもまして鋭くエースとなるが、ネット前でのプレーは中西選手の出来が素晴らしい。早いタッチで打球を捉えてシンプルに落とすプレーが効き、佐藤選手は床ギリギリで拾うのがやっとという場面が何度も見られる。
7-7から中西選手が我慢し、佐藤選手のミスを誘って10-7。しかし佐藤選手も長いラリーを制して追いつく。中盤から終盤に入ろうというこの時間帯はリードされている側はもちろん、リードしている側も苦しい。チームを背負う団体戦となればなおさらだ。
中西選手がフォアサイドからのストレートスマッシュ、石川選手さながらのハイバックスマッシュを決めれば、佐藤選手もバック奥にあおられた無理な体勢から切れ味のよいスマッシュを決めるなど、双方ともに力と技をぶつけ合う。
しかし12-12の場面で佐藤選手が体を目一杯伸ばして掬い上げた打球が、ネットギリギリにイン。フォルトすれすれの不運なポイントを奪われると、最後は中西選手のボディにスマッシュが打ち込まれ12-15。互角に戦いながらも、勝負どころを佐藤選手が締める。
第2ゲームも勢いを保つ佐藤選手。中西選手が自分の形をつくれない間にテンポ速く攻め込んでくる。だが1-7とリードを許したあたりから中西選手も反撃開始。次第に声を出し、じりじりとポイントを積み重ねて5-7。6-9と再び引き離されかけた場面でも、緊迫感のある長いラリーをバック奥からのリバースカットで断ち切り、食らいついていく。
第1ゲームと同じように9-9、12-12と五分五分の勝負になり、各陣営の応援にも熱が入る。ドライブを佐藤選手のボディに決めてとうとう13点目を手にした中西選手。さらに、甘く入ってきた佐藤選手のヘアピンを叩こうというところで、コースを狙いすぎたか痛恨のサイドアウト。ほぼ手中に収めていた14点目がするりと逃げていく。
こうしたタイミングを見逃さないのが佐藤選手。サービス権を取り返し、中西選手のバックサイドに立て続けに2本決めて14点目を手にすると、最後の打球は中西選手のボディに。13-15。競り合いながらも中西選手は惜敗し、社会人選手権の雪辱を許す結果となった。
とはいえ今は団体戦。終盤まで佐藤選手と互角の渡り合った事実は、まだNTT東日本に流れが移っていないことを感じさせる。

●第2複:


もつれた勝負を決する第2複は、仲尾・坂本組vs川口馨士・川前直樹組の対戦。日本ユニシスペアは開始早々からするすると点を重ねていく。仲尾選手がラリーに勝つたびに大きな声を出し、ナーバスになりがちな場面での精神状態を巧みにコントロールする。
一方のNTT東日本は、川口選手が決定的なプッシュをコート外に出してしまうなど精彩を欠く。機に乗じた仲尾・坂本組が速いドライブやスマッシュで攻撃。第1ゲームを15-4で攻め取る。
このままストレートで、という日本ユニシス応援団の期待が集まる第2ゲーム。しかしそうはさせじとNTT東日本ペアが徐々にペースを掴む。日本ユニシスペアはわずかにミスが増え、また守備にまわる場面が多くなると川口選手の勘の利いたプレー、小柄ながら力強い川前選手のジャンプスマッシュに手こずる。
それでも地力を発揮し6-9と迫るが、サービス周りでのミスが出てしまい流れに乗れない。ジャッジした打球がインとなり13点目、強打がバックアウトとなり14点目を献上し、15点目はラリーの末にロブがサイドアウト。7本でこのゲームを失い、ファイナルへともつれる。
団体戦の勝敗がかかるこのゲーム。今年の日本リーグ優勝を勝ち取れるかどうかの重大なターニングポイントでもある。
最初の3本はNTT東日本へ。だが仲尾選手のネットプレー、坂本選手のスマッシュと、得意のショットを駆使し、日本ユニシスがすぐさま4-3とする。一瞬嫌な流れになりかける場面でも、仲尾・坂本両選手とも声を出し一層気合を入れて集中。逆にNTT東日本は若い川前選手にミスが増え始める。仲尾・坂本組が8点目を奪い、8-4でチェンジエンド。
サイドが替わって9点目を取ると、ベンチの選手と観客席の応援団とが一体となり”もう一本”コール。その思いに応えて、仲尾・坂本組はきっちりと10点目を手にする。
こうなればもう心配はいらない。最後のドライブがバックアウトになるのを見届けて、ガッツポーズで喜びをあらわにする仲尾・坂本組。もちろんベンチと観客席も大いに沸きあがり、あふれんばかりの歓喜の瞬間を迎えた。

苦しみながらも前半戦のヤマ場を見事な勝利で乗り越え、負けなしで折り返した日本ユニシス。11月30日〜12月4日の全日本総合選手権を挟んで、第4戦は12月11日に埼玉県久喜市でNTT北海道と対戦する。
厳しい連戦が続くが、12月25日に行われるトナミ運輸との最終決戦に向けて、一歩一歩確実に歩んでいってほしい。


[中條監督のコメント]



第3戦秋田大会はユニシスチームにとって最大の山場であり、全日本実業団選手権で優勝したNTT東日本チームとの対戦でした。チームが一致団結して秋田大会に臨みました。
第1ダブルスはユニシスの劉永・池田組対NTT東日本の松本・新開組。劉永・池田組は安定した試合運びでわずか25分間で2対0のストレート勝ち、圧倒的でした。
シングルスはユニシスの中西対NTT東日本の佐藤選手。全日本社会人大会の時は中西が2対0で勝ちましたが、今大会では団体戦に強い佐藤選手にあと一歩及ばず、残念ながら負けました。
第2ダブルスはユニシスの仲尾・坂本組が持ち味を十分発揮し、第1ゲームはスピードとパワーでNTT東日本の川口・川前組を寄せ付けず、わずか4点で先制。第2ゲームは集中力を乱し、ミスが多く、1ゲームを落としました。しかしファイナルでは、集中力を取り戻しダブルスエースの川口・川前組にまったく付け入る隙を与えず完勝。
ユニシスチームはまた一歩大きい前進、念願の日本一に近づきました。



劉永・池田組
劉永(右)・池田組
中西選手
中西選手
仲尾・坂本組
仲尾(右)・坂本組

【 2005年11月20日 倉敷大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 NTTグループ東北
坂本 修一
池田 信太郎
2 15-6
15-7
0 イグナティウス・ルディ
天野 真一
早坂 幸平 2 17-15
15-8
0 大島 一央
劉 永
仲尾 修一
2 15- 5
15-1
0 山浦 元樹
垣内 大輔




[試合リポート in 倉敷大会]



●第1複:


第1複の日本ユニシスは坂本・池田組。世界ランクでも日本トップに立ったスーパーエースで、確実に先制点を得ようという布陣だ。 対するNTTグループ東北は補強選手のイグナティウス・ルディ選手と来期入社が内定している天野真一選手のペアで1点奪取を狙う。
第1ゲーム開始直後から双方とも集中し、長いラリーが展開される。2-3、4-4と、互いに譲らずといったところ。 しかし試合は徐々に動き始める。攻守ともに穴のない坂本・池田組がゲームを次第に支配し、9-6から実力を発揮。 ディフェンスに回っても巧みに攻撃へ移っていき、相手のよい形を保たせない。 このあと1点も与えず、15-6で狙い通り先制する。
第2ゲームは前半まで7-5と競り合うが、攻撃力にも磨きをかける池田選手の高い打点からのスマッシュが決まり始めるとユニシスペース。 NTTグループ東北も個々の実力はあるものの、イグナティウス選手が元々シングルスプレイヤーということもあり、 ダブルスとしてのコンビネーションでは今ひとつ坂本・池田組に及ばない。 ユニシスペアが10-6、13-7とリードを広げ、最後は余裕のある戦いぶりで7本に抑えて1点目を手にした。

●単:


シングルスでは前節で快勝を収めた中西選手に代わり、ルーキー早坂選手が日本リーグデビュー。 対するNTTグループ東北は日体大在学中の内定選手・大島一央選手。 総合的な実力は早坂選手が上と見られるが、181cm78kgの体からパワフルな打球を放つ大島選手は侮れない。 観客の大勢いる中で経験を積ませたい中條監督、草井篤NTTグループ東北監督。その思いに応えられるのはどちらか。
序盤から早坂選手の動きが硬い。持ち前の鋭い攻撃は時にエースになり、時にエラーに。 大島選手が格上を相手にのびのびぶつかってくるのとは対照的に、早坂選手は傍目から見ても緊張の面持ちだ。 9-13とリードされ、1点を取り返すも10-14でゲームポイントを握られる。 しかしここから早坂選手の真価が発揮される。ベンチや観客席からの声援を力にして幾度ものゲームポイントをしのぎ、 1点づつ差を縮めてとうとう14オールに追いつく。 セッティングに入っても2本を先に奪い、逆にゲームポイント。 ここから1点を奪われるが、最後は渾身のスマッシュを東北コートに突き刺し、第1ゲームを大逆転で掴み取る。 ベンチで応援する各選手も、勝負強さを見せたルーキーをスタンディング・オベーションで祝福する。
硬さの取れた第2ゲームは本来の実力を発揮。 キレのある攻撃、小刻みなフットワークで相手を8点に抑え込み、見事初陣を飾ると同時に団体戦の決勝点も手にした。

●第2複:


第2ダブルスは劉永・仲尾組と山浦元樹・垣内大輔組の顔合わせ。10月に行われた中国の国体から好調を維持する劉永選手と 前節でMVPに値する活躍を見せた仲尾選手のテクニックが冴えに冴える。
相変わらずテンポの速い展開を見せる劉永・仲尾組。フェイントを随所に散りばめるプレーに、 久しぶりの1部復帰を果たしたNTTグループ東北組はなかなか適応できない。 2002年にはハルモノ選手(現トナミ運輸)と組んで仲尾・坂本組を苦しめた山浦選手も31歳を迎え、 若い垣内選手とともに善戦するものの、ユニシスペアのパフォーマンスが1枚上を行く。
カット、スマッシュ、ネットプレーと、観客を釘付けにするプレーを重ねる劉永・仲尾組。 第1ゲームは相手ペアの得点を5点に抑え、第2ゲームでもミスを最小限にし15-1。 ストレート勝ちを収め、団体戦を3-0の完全勝利で飾った。


第1戦に続き、前評判通りの高い実力を発揮した日本ユニシス。 続く第3戦は3日後の23日に秋田県で開催される。 相手は6月に行われた全日本実業団選手権決勝で煮え湯を飲まされているNTT東日本。 日本リーグ前半の締めとなる大一番を制し、初の団体戦日本一に向けて大きな一歩を踏み出してほしい。

[中條監督のコメント]



日本ーを目指すユニシスバトミントンチームは仙台大会に続き、 今季から3年ぶりに1部リーグに復帰したNTTグループ東北と対戦。
第1ダブルスはデンマークオープンベスト4の坂本・池田組が2-0の圧勝で先制。
シングルスは新人早坂を起用し、日本リーグデビュー戦で逆転勝ち。 白星をかざり、チームの期待に見事にこたえてくれました。
また、第2ダブルスの劉永・仲尾組は実力を見せつけ、危なげなく勝利を収めまし た。
チームは3-0で快勝し優勝にまた一歩近づきました。



坂本・池田組
坂本(左) ・池田組
早坂選手
リーグ初陣の早坂選手
劉・仲尾組
劉(左) ・仲尾組


【 2005年11月13日 仙台大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 くまもと八代YKK AP
仲尾 修一
坂本 修一
2 15-5
14-17
15-6
1 花田 政文
田上 良治
中西 洋介 2 15-1
15-10
0 土田 真義
福井 剛士
池田 信太郎
2 15-2
15-5
0 小林 広季
村中 陽介




[試合リポート in 仙台大会]



●第1複:


日本ユニシスのリーグ緒戦は仲尾・坂本組でスタート。対するくまもと八代YKK APはエース花田・田上組。
第1ゲームはユニシスペアのオープンスペースを突くプレーが冴え、ラリーの中でYKKペアがミスする場面が多く、7-4、12-5と見る間に点を重ねていく。仲尾選手が得意とする、体の動きとは逆方向へのレシーブが相手を翻弄。14点目もそこから素早くネット前に詰め、スピンネットでエースを奪う。最後は坂本選手のコントロールのよいドライブで15-5と先取。
しかし第2ゲームでは試合の様相が変化し、序盤から1-6とリードされるが、仲尾選手が、サービスプッシュやハーフ球へ飛びついてのスマッシュなどで相手のチャンスの芽を摘み、懸命に流れを引き寄せようとする。アウトを冷静に見送るなどして6-6と追いついた。坂本選手もドライブ、スマッシュなどの力強いプレーで攻める。一方のYKKペアも集中し、五分五分となった中盤の競り合いを抜け出して11-14とゲームポイントを握るが仲尾・坂本組も強気にプレーして3点を追いつき、勝負はセティングへ。14-16と再びゲームポイントを握られて、17点目は田上選手の意表を突いたドリブンサーブに屈し、ファイナルゲームへともつれる。
ファイナルゲーム、仲尾選手が前衛同士の速い攻防からオープンスペースを突いてノータッチを奪えば、坂本選手もガットを切りながらもスマッシュを決めて8-4。その後、ユニシスペアは順調に点を重ね、マッチポイントを掴む。一旦はサービス権を奪い返されるが、仲尾選手のサービスプッシュ、ドライブが相手の反撃を許さない。ラストは上がってきたロブがエンドラインを越えるのを冷静にジャッジし15-6。難しいリーグ初戦を手にした。

●単:


シングルスは先の社会人選手権で準優勝の中西選手。対するは実業団選手権でも戦った土田選手だ。
最初の数ラリーこそ様子を見てサービスオーバーが続くが、最初に1点を失った後は相手を完全に押さえ込み15-1。ネット前からのフェイントに常に新しいものを取り入れるなど、得意のテクニックに磨きがかかる。
優勝戦線へ踏みとどまりたいくまもと八代YKK AP。第2ゲームに入ると土田選手も奮起し反撃を開始する。中西選手は少しミスが出始めたこともあり、7-9と劣勢に立たされるが、自信のあるクロスカットでしっかりとサービスを取り返す。エアポケットのような局面を抜け、この後は落ち着いたラリーから同点、逆転とポイントを着実に重ね15点目を手にし、実力を見せつけた。

●第2複:


福井・池田組は小林・村中組と対戦。
いきなり池田選手のジャンピング・ハイバックスマッシュで会場を沸かせると、チャンスは決め、ピンチはチャンスに変え、といった具合で5-0、9-1、13-1とあっという間に点差を広げる。対する村中・小林組もようやく粘りを見せ始め、しばしサービスオーバーが続くが14-2から池田選手がラウンド側から放ったジャンプスマッシュがサイドライン際にきれいに決まり1ゲームを先制する。
第2ゲームは双方とも5点を取り合ったあたりで均衡するが、そこから抜け出したのは福井・池田組。YKKペアの鋭いドライブ・プッシュを、ただ凌ぐのではなくスペースをよく見て配球する池田選手。福井選手も柔らかく落とす球を織り交ぜて、持ち味の強打をより効果的にする。守備と攻撃がうまく連携し、そのまま15-5で押し切る結果となった。

[中條監督のコメント]



ユニシスバドミントンチームは、吉田新部長の下で、チーム一致団結して優勝目指し日々激しい練習に励んでおります。初戦はくまもと八代YKK APと対戦、東北支店の社員たちの熱烈応援を受け、3対0で快勝、順調な滑り出しです。
今年こそは、最大の目標である日本リーグ団体戦優勝を達成できるよう、頑張っていきます。



仲尾・坂本組
仲尾(左)・坂本組
中西選手
中西選手
福井・池田組
福井(右)・池田組



* 関連リンク

・バドミントン日本リーグ2005勝敗表


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