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「バドミントン世界選手権2007」坂本・池田組 日本男子史上初の銅メダル!世界2位のKOO/TAN組に大金星

  • 2007.08.13 - 2007.08.19
  • 試合結果


8/13-19・マレーシア・クアラルンプールにて開催された「バドミントン世界選手権2007」。
日本ユニシスから出場した坂本修一・池田信太郎組は準々決勝で世界ランキング2位のKOO/TAN組(マレーシア)を破り4強進出。 準決勝では韓国ペアに惜しくも敗れましたが、1977年よりスタートした世界選手権で日本男子史上初の銅メダルを獲得しました。





■世界ランキング2位のKOO/TAN組に大金星
8月17日(金)、4強入りを賭けた坂本・池田組(15位)の相手は、世界ランキング2位・開催国マレーシアのKOO Kien Keat/TAN Boon Heong組。昨年ペアを組み替えスタートして以来、ドーハ・アジア大会優勝、全英オープン2007優勝と快進撃を続けるペア。
実は彼らのデビュー戦は昨秋のYONEX OPEN JAPAN 2006。坂本・池田組の決勝進出を阻止し、1月のマレーシアオープン2007でもベスト4入りを阻んだ相手。リベンジを期すには格好の舞台が整いました。

「プレーの相性は悪くない。(崩せない相手ではない)」と坂本・池田組が勝利を信じてスタートした第1ゲーム。先行したのはKOO/TAN組。2-5とリードされますが坂本・池田組は慌てずに反撃開始。5-5に追いつくと、素早い動きで相手のミスを誘い逆転、 9-6、14-8、18-9とリードを広げ21-13でこのゲームを先取します。

1時間16分におよぶ死闘を制した坂本・池田組
1時間16分におよぶ死闘を制した坂本・池田組

女子ダブルスの“オグシオ”(小椋・潮田組)とのアベック銅メダルとなった
女子ダブルスの“オグシオ”(小椋・潮田組)との
アベック銅メダルとなった
第2ゲームも坂本・池田組のペースで進み、番狂わせは確実かと思わせます。しかし世界の壁はそう簡単には越えられません。KOOのカバーが効を奏し始めると15-12からは、6連続ポイントを許し、そのまま突き放され17-21と落とします。

KOO/TAN組の勝利に1万人を越えるマレーシアサポーターの応援もさらにヒートアップ。
しかし二人に浴びせられる激しいブーイングにも「かえってやる気にさせてくれた」という池田選手。運命のファイナルゲームがスタート。

序盤はKOO/TAN組が勢いを維持。5-5から6-10と差を広げられ、もはやこれまでかと思われましたが、坂本・池田組はまだ諦めていませんでした。
この試合一貫してシャトルを低く抑え相手のミスを誘う戦法でじわじわと差を詰めて、試合開始から丁度1時間を経過したところでついに17-17で追いつきます。
ここからは1点を取り合う勝負。先に坂本・池田組がマッチポイントをつかみますが2回続けて追いつかれると次はKOO/TANがマッチポイント。1度逃れたものの続けて22-23と追い詰められたラリーはKOOの完璧なセットアップからのチャンスをTANが痛恨のスマッシュミス。
九死に一生を得た坂本・池田組が次のポイントを得て3度目のマッチポイント。息詰まるラリーの最後はKOOのスマッシュがネットにかかり、1時間16分にわたる今大会最長の試合もついにゲームセット。

1977年よりスタートした世界選手権で日本男子初の4強進出、メダル確定となりました。

■日本男子初の銅メダル獲得
翌18日(土)の準決勝戦では13シード・韓国のJUNG Jae Sung/LEE Yong Dae組(世界12位)にここまで来たら、と決勝進出の期待が高まります。

第1ゲーム立ち上がりは2-0とリードしたもののすぐ追いつかれ一進一退の攻防が続きますが、常に先行され追いついてもリードできない展開が続きます。互いに譲らぬまま14-14まで進みますが、ここから5連続ポイントを許してしまい、追撃もならず第1ゲームは韓国ペアに。

気を取り直して最初のポイントを奪った第2ゲームでしたが、2-2からまた連続ポイントを許して2-7とされてしまいます。一度は2点差まで追い上げたものの高い攻撃力の前に次第に点差を離され12-21と敗れ、快進撃もついに終戦。
夢のファイナリストにはなりませんでしたが、堂々の3位・日本男子初の銅メダルが確定しました。

なお、坂本・池田組は8月21日(水)凱旋帰国を果たしましたが、休む間もなく25日(土)USオープン出場のため渡米しました。 初戦は8月29日(現地28日)未明となっています。

2007 Yonex OCBC US Open Grand Prix

引き続き応援よろしくお願いいたします。

坂本修一・池田信太郎組インタビュー
3回戦結果
2回戦結果 (中西洋介選手コメント)
1回戦結果
中西洋介・坂本修一・池田信太郎「世界選手権」直前インタビュー


【男子ダブルス】
準決勝 坂本 修一
池田 信太郎
0 16-21
12-21
2 JUNG Jae Sung
LEE Yong Dae
(韓国)
準々決勝 坂本 修一
池田 信太郎
2 21-13
17-21
25-23
1 KOO Kien Keat
TAN Boon Heong
(マレーシア)
3回戦 坂本 修一
池田 信太郎
2 21-19
22-24
21-15
1 HADIYANTO Luluk
CHANDRA Alvent Yulianto
(インドネシア)
2回戦 坂本 修一
池田 信太郎
2 21-14
22-20
0 HUI Wai Ho
PUTRA Alroy Tanama
(香港)
1回戦 坂本 修一
池田 信太郎
2 21-14
21-14
0 BOSCH Ruud
RIDDER Koen
(オランダ)





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