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「シンガポールオープン2013」 女子ダブルス高橋礼華・松友美佐紀組 準優勝!

  • 2013.06.18 - 2013.06.23
  • 試合結果


6月18日〜23日、シンガポールにて「シンガポールオープン2013(スーパーシリーズ)」が開催され、日本ユニシスから出場した女子ダブルス高橋礼華・松友美佐紀組が準優勝、男子シングルス上田拓馬選手が第3位入賞を果たしました。

高橋礼華・松友美佐紀組コメント
試合結果

3月14日以来世界ランキング2位をキープしている高橋礼華・松友美佐紀組は今回も第2シードで登場。
1回戦でタイペア、2回戦で日本の福万・與猶組(ルネサス)をストレートで破り、準々決勝で中国のBAO/CHENG組と対戦します。BAO/CHENG組は、それぞれ他の選手とのペアで世界1位、2位の経験がある実力者で前週のインドネシアオープンで優勝している強敵です。
高橋・松友組は、序盤にリードされますが、積極的に前に出て逆転。高橋選手の後衛からのプレッシャー、松友選手の素早い前衛の動きで流れをつかむと、相手のミスもあり10-9から11連続ポイントを挙げて第1ゲームを先取します。第2ゲームに入っても正確なコントロールでリズムを崩さず、終盤追いすがる相手を抑え、スト レート勝利でベスト4に進出。
準決勝でもインドネシアのBERNADETH/PRADIPTA(7位)を相手に、終始積極的なプレーを展開し、17本、16本の鮮やかなストレート勝ちで、1月のマレーシアオープン以来今年2度目のスーパーシリーズ決勝進出を果たします。
決勝では前週のインドネシアオープン準々決勝で敗れたロンドン五輪金メダリストのTIAN/ZHAO組にリベンジを賭けて対戦。
立ち上がりは相手のパワーに押されてリードを許しますが、丁寧にシャトルを散らして相手に自由な攻撃チャンスを与えずに追い上げると、17-18から高橋選手のロングサーブがノータッチエースとなり同点。なおも 固いレシーブでラリーを重ねますが、最後は振り切られ19-21で第1ゲームを失います。
第2ゲームに入っても互いに持ち味を出して競り合いますが、4-5から2本連続松友選手がスマッシュレシーブを決めるなど得点を重ねて11-9でインターバル。しかし中断後、積極的に出てくる相手に6連続ポイントを許して逆転されると、その後は差を詰めることができず、最後は高橋選手のスマッシュがネットに掛かりゲームセット。互角のラリーを展開しながら、勝負所をつかんだ相手の試合巧者ぶりに敗れた形となりました。
残念ながらスーパーシリーズでの初優勝はお預けとなりましたが、次の国際大会となる世界選手権(8/5〜 中国・広州)でのリベンジに期待したいと思います。
シンガポールオープン準優勝の高橋礼華・松友美佐紀組
シンガポールオープン準優勝の
高橋礼華・松友美佐紀組

表彰台での高橋礼華・松友美佐紀組
表彰台での高橋礼華・松友美佐紀組
男子シングルスの上田拓馬選手(世界16位)は1回戦で第7シードのKashyap (インド、10位)と対戦。第1ゲームを落とし、第2ゲームもジュースに持ち込まれるピンチでしたが、これをかわして奪うと、ファイナルゲームは終始ペースを握って15本で奪い初戦を突破します。坂井一将選手もフィンランド選手との長い試合を競り勝つと、2回戦は上田選手との対戦。ここは1年先輩の上田選手が落ち着いたプレーで終始コントロールし、13本、14本で勝利。次の桃田選手(NTT東日本)との日本人対決もストレートでものにし、自身初のスーパーシリーズベスト4入りを果たします。
準決勝ではタイのPONSANA(7位) に挑みますが、第1ゲームは中盤に連続ポイントを許しあっさりと失います。第2ゲームは6-11とリードされたインターバル明けにヘアピン から流れをつかみ、連続ポイントを挙げて15-14と逆転。しかし、ここからは経験の差が出たのか、落ち着いて攻撃してくる相手を防ぎきれず、逆に7連続ポイントを奪われて敗戦。第3位で試合を終えました。

男子ダブルスでは早川賢一・遠藤大由組(4位)、佐伯祐行・垰畑亮太組(42位)がそれぞれ1回戦を勝利し、2回戦は共にインドネシア勢が相手。佐伯・垰畑組はDASUKI/GUNAWAN組(20位)と競り合いながらも19本、18本で振り切って勝利。早川・遠藤組はかつてのチームメイトのアルベン・ユリアントと北京五輪王者のKIDOのペアと対戦。接戦が予想されましたが、立ち上がりからスタートダッシュに成功すると、終始リードを奪い15本、16本でストレート勝ちを収めました。
準々決勝は早川・遠藤組が前週敗れたSETIAWAN/AHSAN組にリベンジを挑みますが、立ち上がりに大きくリードを許して第1ゲームを失い、接戦となった第2ゲームも先にマッチポイントを握られ、ジュースに持ち込むものの22-24で敗戦。勝った相手は結局2週連続の優勝を遂げています。
佐伯・垰畑組も第6シードのSHIN/YOO(韓国)の壁を破れず、共に準々決勝で姿を消しました。

女子シングルスの高橋沙也加選手(24位)は1回戦でスペインのMARIN (27位)相手に持ち前の攻撃力を出せずにストレート負け。混合ダブルスでは早川・松友組と、予選を勝ち抜いた垰畑・福万(ルネサス)組が共に2回戦で敗れています。

各メンバーは帰国後チームに戻って調整し、来週7月3日(水)から北海道・札幌市の北海きたえーるにて開催される「第63回全日本実業団選手権大会」に臨みます。昨年は男子が6年ぶり2度目の優勝、女子は準優勝。2複3単の団体戦はチームの総合力の勝負です。男子はニ連覇、女子は悲願の初優勝を目指し、チーム一丸となって戦います。北の大地へ向けて皆さんの熱い声援をお願いいたします。

【高橋礼華・松友美佐紀組コメント】

[高橋 礼華]
「先週のインドネシアオープンは調子が良くなかったため、シンガポールオープンでは一つでも自分たちらしい試合をしたいと心がけていました。その結果、決勝まで繋がったのではないかと思います。
決勝戦では、前衛の上手いザオユンレイ選手を後ろにまわすことと、2人とも前に前に出てくるので、後ろに大きく返すことを心がけました。今まで三度スーパーシリーズの決勝に進出していますが、今回が1番緊張もなく戦えました。結果的には負けて悔しいですが、準々決勝で先週優勝したペアに勝てたことはとても大きな自信になりました。
世界選手権では、まずは中国選手と当たるまで負けないようにしたいと思っています。今回良かったこと、悪かったことをもう一度見直して、2人でメダルを獲りたいと思います!
来週開催される全日本実業団では、チームに貢献できるよう頑張りますので、北海道の方々にぜひ応援に来ていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします」

[松友 美佐紀]
「今大会、決勝までの道のりは、1試合1試合、良い戦いができたと思います。特に準々決勝は、最近の私たちのなかで一番良い試合でした。
決勝戦は悪い部分だけではなく、良い部分もあったと思います。相手の方が大事なところでの点の取り方をはっきりわかっていました。
次の一番の目標は、世界選手権でメダルを獲ることです。まだまだ力が足りないので、しっかり練習して、少しでもレベルアップして臨みたいです。
全日本実業団では、日頃お世話になっている会社の為に、恩返しができるよう、しっかり戦いたいと思います!どうぞ応援よろしくお願いいたします 」



【試合結果】

女子ダブルス 高橋 礼華
松友 美佐紀
準優勝
男子シングルス 上田 拓馬 第3位
坂井 一将 ベスト16
男子ダブルス 早川 賢一
遠藤 大由
ベスト8
垰畑 亮太
佐伯 祐行
ベスト8
女子シングルス 高橋 沙也加 ベスト32
混合ダブルス 早川 賢一
松友 美佐紀
ベスト16
垰畑 亮太
福万 尚子
(ルネサス)
ベスト16

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