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「第66回全日本総合バドミントン選手権大会」 男子ダブルス 早川・遠藤組、女子ダブルス 高橋・松友組優勝!

  • 2012.12.04 - 2012.12.09
  • 試合結果


12月4日(火)〜9日(日)、東京都渋谷区・国立代々木競技場第二体育館において「第66回全日本総合バドミントン選手権大会」が開催され、男子ダブルス早川賢一・遠藤大由組と女子ダブルス 高橋礼華・松友美佐紀組が優勝を果たしました。
早川・遠藤組は、昨年の決勝戦で敗れたトナミ運輸の平田・橋本組に2-0で勝利し初優勝、高橋・松友組はロンドン五輪銀メダルの藤井・垣岩組(ルネサス)の藤井選手の負傷棄権により、思いがけない形でニ連覇達成となりました。

入賞選手コメント
12/10付ニュースリリース「平成24年度 第66回
 全日本総合バドミントン選手権大会」で2種目制覇』
試合レポート
試合結果
大会概要・詳細結果(日本バドミントン協会)

大会期間中は大きなご声援をいただき、ありがとうございました。

早川・遠藤組、高橋・松友組は、12月12日より中国・深セン市にて開幕する「BWFスーパーシリーズファイナルズ2012」に出場、上位進出を目指します。

BWF Superseries Finals 2012

残りわずかとなった今シーズン、最後まで熱い戦いが続きます。引き続き皆さんのご声援をどうぞよろしくお願いします。

早川賢一・遠藤大由組 優勝の瞬間
早川賢一・遠藤大由組 優勝の瞬間

高橋礼華・松友美佐紀組はニ連覇達成
高橋礼華・松友美佐紀組はニ連覇達成

【試合レポート】

昨年決勝で涙をのんだ男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由アは1回戦から力の差を見せつけて各試合をストレートで勝ち上がると、準決勝ではロンドン五輪代表の佐藤・川前組(NTT東日本)と対戦。粘られて第2ゲームを失ったものの、ファイナルゲームはしっかり修正し、素早いローテーションから連続ポイントをあげて勝利。2年連続でトナミ運輸の平田・橋本組との決勝戦に臨みます。

早川賢一
遠藤大由
決勝戦は昨年敗れた平田・橋本組との対戦

平田・橋本組との決勝戦は、立ち上がり4連続ポイントを許しますが、慌てずに反撃に転じ9オールで追いつくと、一進一退の15オールから、確実なレシーブで相手の攻撃を封じ、素早い動きから連続ポイントをあげてゲームを先取。
第2ゲームも遠藤選手の軽快な動きでリズムをつかみ、流れを手繰り寄せると、10-9からインターバルを挟んで7連続ポイントを奪取。強打の相手を封じ込めて逃げ切り、ついに宿願の日本一の座をつかみ取りました。

念願の日本一となった早川賢一(右)・遠藤大由組
念願の日本一となった早川賢一(右)・遠藤大由組

もう一つのペア佐伯祐行・垰畑亮太組も、3回戦でこれまで4連敗していたトナミ運輸の園田・嘉村組を相手に果敢な攻撃を見せ、第1ゲームを失った後の第2ゲームを17オールから4連続ポイントで奪うと、ファイナルゲームも一進一退で迎えた18オールから3連続ポイントで勝利をつかみます。
準決勝では平田・橋本組の強打の前に敗れたものの、価値ある第3位入賞を果たしました。

第3位入賞を果たした佐伯祐行・垰畑亮太組
第3位入賞を果たした佐伯祐行・垰畑亮太組

女子ダブルスを昨年初制覇した高橋礼華・松友美佐紀組は、1回戦から実力を発揮してストレートで勝ち上がると、準決勝でも昨年の決勝の相手パナソニックの松尾・内藤組を15本、9本で圧倒 して決勝進出を果たします。

決勝戦の相手はロンドン五輪銀メダルの藤井・垣岩ペア。藤井選手が今シーズン限りで日本代表を退くことを表明していることもあり、初優勝に執念を燃やし、積極的に攻撃を仕掛けてくる相手に押され、 第1ゲーム中盤からリードを許し、今大会初めてゲームを失います。

ロンドン五輪銀メダルの藤井・垣岩組と決勝戦を戦う高橋・松友組
ロンドン五輪銀メダルの藤井・垣岩組と決勝戦を戦う高橋・松友組

第2ゲームも先行を許し、なかなか攻撃の形に入れないものの、必死にラリーをつないで追い上げる中、7-10から藤井選手がネット際に飛び込んでスマッシュを決めた瞬間に右膝を負傷。長い中断後テーピングをして再開したものの動くことができず、8-11となったところで棄権。思いがけない形で高橋・松友のニ連覇が決まりました。

表彰台での高橋・松友組。決勝戦を戦った藤井・垣岩組とともに。
表彰台での高橋・松友組。決勝戦を戦った藤井・垣岩組とともに。

男子シングルスでは予選から勝ち上がった池田雄一選手が、2回戦で早くも上田拓馬選手と同チーム対決。お互いを知り尽くした戦いは長いラリーをかわした末に池田選手が勝利。この大会好調の池田選手は、持ち前の理詰めのバドミントンで3回戦もストレート勝ちし4年ぶりのベスト4進出。しかし準決勝ではコントロールに苦しみトナミ運輸の佐々木選手の前にストレートで敗れました。

4年ぶりの第3位入賞を果たした池田雄一選手
4年ぶりの第3位入賞を果たした池田雄一選手

また、坂井一将選手も巧みなネットプレーと、機を見て放つ強打で勝ち上がり、3回戦では日体大の和田選手を振り切って勝利。準決勝では4連覇中の田児選手(NTT東日本)に積極的に攻撃を仕掛け、前半9-5とリードを奪いますが、終盤競り負けて第1ゲームを失うと、第2ゲームも立て直しできずに敗退。それでも昨年のベスト16から大躍進の第3位入賞となりました。

昨年のベスト16から大躍進となった坂井一将選手
昨年のベスト16から大躍進となった坂井一将選手

女子シングルスでは予選から勝ち上がった打田しづか選手がファイナルゲームの連続で苦しみながらもベスト8入り。準々決勝ではパナソニックの廣瀬選手に食い下がりますが、大事なところで決め手を欠き16本、16本で敗退となりました。

準々決勝で敗れた打田しづか選手
準々決勝で敗れた打田しづか選手

野尻野匡世選手は1回戦のファイナルゲ ームで先にマッチポイントを握りながら勝ち切れず逆転負け。リハビリからの復帰を目指した栗原文音選手はエントリーしたものの直前で出場を辞退しました。

昨年、史上最年少で優勝を遂げた内定選手の奥原希望選手(大宮東高校3年)は、準決勝でNTT東日本の三谷選手とリードが何度も入れ替わる接戦を繰り広げますが、最後に振り切られ連覇を逃しました。

昨年、池田信太郎・潮田玲子組が制した混合ダブルスには垰畑・高橋組と、社会人選手権を制した数野健太・江淵愛美組の2組が出場。
共に2回戦を勝った後の直接対決。1ゲームずつを取り合った後のファイナルゲームも激しいポイントの奪い合いでジュースにもつれ込む戦いの末、垰畑・高橋組が振り切って勝利します。

ベスト4入りを賭けたユニシス対決
ベスト4入りを賭けたユニシス対決

準決勝ではNTT東日本の佐藤・西山組に対し、第1ゲ ームは垰畑・高橋組が圧倒して奪いますが、第2ゲームは相手のペースに持ち込まれ落とし、ファイナルゲームへ。
互いにポイントを取り合い18オールとなりますが、ここからミスもあって振り切られ惜しくも第3位に終わりました。

混合ダブルス第3位の垰畑亮太・高橋礼華組
混合ダブルス第3位の垰畑亮太・高橋礼華組

【入賞選手コメント】


早川 賢一  (男子ダブルス 優勝)
「この一年間、全日本総合での優勝を目標にしてきたので、結果を残すができてとても嬉しいです。決勝戦では、攻めに徹しよう、試合を楽しもうと二人で話し合い、実践することができました。
スーパーシリーズファイナルでは今年一年の集大成として、世界トップの選手に挑んできたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いします」

早川賢一


遠藤 大由  (男子ダブルス 優勝)
「やっと優勝することができ嬉しく思います。今回は大会前から調子を上げることができ、良い状態で試合に臨むことができました。この優勝を自信にして、さらにメンタルの強化や細かい技術を身につけ、もう一段階強くなれるよう頑張りたいと思います。
これから始まるスーパーシリーズファイナルでは、自分たちより強い選手がたくさん出場するので、しっかり戦略を立て、最後まで諦めずに戦ってきたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いします」

遠藤大由


高橋 礼華 (女子ダブルス 優勝、混合ダブルス 第3位)
「決勝戦では相手の棄権により優勝という形になり、正直複雑な気持ちですが、今大会は昨年よりも安定したプレーで決勝まで勝ち進むことができたと思います。
私の最終目標は四年後のオリンピックに出場することなので、今からオリンピックレースが始まっているという気持ちで世界に挑戦していきたいと思います。
まずは、今週行われるスーパーシリーズファイナルで一つでも多く勝てるよう頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いいたします」

高橋礼華


松友 美佐紀 (女子ダブルス 優勝)
「決勝戦は相手のアクシデントで終わってしまい、複雑な気持ちではありますが、応援してくださった方々に優勝、そして二連覇という良い報告ができたことは、素直に嬉しいです。
大会を通して一年前よりは成長できた部分も感じた反面、まだまだ課題がたくさん見つかりました。四年後のリオデジャネイロオリンピックに向けて、これからさらに上を目指して、頑張っていきたいと思います。
応援、本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします 」

松友美佐紀


佐伯 祐行  (男子ダブルス 第3位)
「今まで入社して二年間ベスト8止まりでとても悔しい思いをしていたので、4位という結果は素直に嬉しかったです。
準々決勝ではいつも負けてる相手に勝つことが出来、また日本リーグの大事な場面で当たる可能性のある相手だったのでいい収穫になりました」
佐伯 祐行

垰畑 亮太  (男子ダブルス 第3位、混合ダブルス 第3位)
「今回の総合で四年ぶりに準決勝の舞台に戻ることができました。満足はしていないですが今まで結果が出なくても変わらず応援してくださった方々に感謝したいと思います。本当にありがとうございました」
垰畑 亮太

池田 雄一  (男子シングルス 第3位)
「今回の総合で四年ぶりに準決勝の舞台に戻ることができました。満足はしていないですが今まで結果が出なくても変わらず応援してくださった方々に感謝したいと思います。本当にありがとうございました」

池田 雄一

坂井 一将  (男子シングルス 第3位)
「全日本総合で3位入賞は自身初だったので嬉しかったです。また3位入賞は最低目標だったので達成できてホッとしています。
年明けから中西さんの地獄のような練習を我慢強くこなしてきたことが結果に繋がったと思います。 来年は優勝を目標に頑張りますので応援よろしくお願いします!」

坂井 一将


【試合結果】
男子シングルス 池田 雄一 第3位
坂井 一将 第3位
上田 拓馬 ベスト16
山田 和司 ベスト16
男子ダブルス 早川 賢一
遠藤 大由
優勝
佐伯 祐行
垰畑 亮太
第3位
女子シングルス 打田 しづか ベスト8
野尻野 匡世 ベスト32
松友 美佐紀 予選敗退
女子ダブルス 高橋 礼華
松友 美佐紀
優勝
篠谷 菜留
木村 百花
予選敗退
混合ダブルス 垰畑 亮太
高橋 礼華
第3位
数野 健太
江淵 愛美
ベスト8


* 関連リンク
日本バドミントン協会