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「東京港臨海部における帰宅困難者輸送訓練」に参加

2007年9月14日掲載
CSR推進部

9月1日(土)防災の日に、全国各地で防災訓練が行われました。日本ユニシスグループ社員と家族(約60名)が「東京港臨海部における帰宅困難者輸送訓練」に参加しました。これは八都県市合同防災訓練の「4市1町合同総合防災訓練」として行われたものです。
当日は、江東地区での帰宅困難を想定した参加者が、集合場所の木場公園を徒歩で出発し、豊洲のららぽーとにある豊洲港まで移動、水上バスから海上自衛隊と海上保安庁の船舶へと乗り継ぎ、千葉と横浜の2コースに分かれて輸送されるという訓練でした。
沿道では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが協力して水や非常食料を配る支援もあり、江東区をあげての協力体制でした。
豊洲のららぽーとからは普段は遊覧船で使われている水上バスに乗船、晴海まで移動した後に、海上保安庁の巡視艇と自衛艦に分乗、横浜方面と千葉方面へ向かいました。
感じたこと・気づいたことは次の点です。

  1. 徒歩帰宅するときは両手をあけられるようにする。
    →水や食料を手に入れても、それらを手に持って歩くのは歩きにくいし危険、バックパックなど背中に背負えるものを使う必要があります。 (日本ユニシスグループの備蓄品では、徒歩帰宅時に便利なナップサックも用意されています)

  2. 徒歩ルートは集団で通行しても歩ける広めの歩道や通路を選ぶこと。
    →以前徒歩帰宅訓練を行ったときも感じたのは、普段歩いていて危険を感じる場所は、災害時にはもっと危ない、ということ。徒歩帰宅ルートを是非一度ご自分で確認することを勧めます。

  3. 船での移動はスムーズである。
    →訓練なのでスムーズ、ともいえますが、災害時に地上ルートが使えないケースでも、海上移送ができれば有効だと感じました。そのためには、自治体と海上保安庁や自衛隊との連携がうまく行われることです。訓練を通してコミュニケーションがまずかった部分、是非改善をお願いしたいと思います。

  4. 行き先情報など、情報は大事である。
    →いったいどこに連れて行かれるんだろう、と多少不安になりました。というのは、横浜組は海上保安庁が所有する桟橋に横付け、千葉組は実は新木場の民間桟橋に着いたのです。事前の確認が不十分だったのですが、実際の災害時にはもっと不安なことでしょう。

今回は訓練でしたから良かったですが、歩いては帰れないような災害時、是非うまく海上輸送ができるよう準備しておいてほしいと思います。こうした改善要望は、日本ユニシスから主催者であり、訓練依頼者でもある東京都を通して要望していくつもりです。

安定感のある輸送を体験

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支援所では非常用グッズの配布

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