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社員向けワークライフバランスセミナー 「もしも家族が認知症になったら」を開催

2010年12月9日、日本ユニシスグループ社員向けに、東京本社にてワークライフバランスセミナー「もしも家族が認知症になったら」を開催しました。

初めて介護をメイン・テーマとしたセミナーでしたが、出席者は130名を超え、内訳は男性が6割、40代50代が9割、役員や管理職も多く参加するという普段のワークライフバランスセミナーと少し違った雰囲気がありました。直接に体験している社員はもとより、そうでない社員も自分の身におきかえて考えることのできるテーマで、真剣に聴き入っていました。

三井不動産ケアデザイン室 川上由里子氏写真

三井不動産 ケアデザイン室
川上由里子氏

講師は三井不動産株式会社S&E総合研究所ケアデザイン室 介護コンサルタントの川上由里子氏。 看護師、ケアマネジャー、産業カウンセラーとして豊富な実務体験をお持ちで、現在は在宅ケアの支援と高齢期の暮らし全般のコンサルティングに従事しておられ、また執筆活動、ラジオ出演、多くの企業・団体での講演でご活躍中です。

「認知症の基礎知識」を初め、「早期診断の大切さ」や「接し方」、「認知症の予防」等についてお話しいただきました。家族の心がまえとして「相手の主張を受け入れ」、「本人の形成している世界に合わせる」ことが大切。自分たちも一緒に年をとっていくので、「大丈夫。お互い様」という気持ちで接することで認知症の症状もかなり変わってくるというお話はとてもわかりやすく納得できました。重くネガティブな問題と捉えがちな「認知症」や「介護」についてご自身の実体験を交えながら、明るく軽快なテンポで話され、受講者の表情も明るくなったように感じました。

受講後の参加者アンケートには、

  • 今日のセミナーに参加して少し不安が和らぎました。

  • 認知症が予防できることを初めて知りました。ケースをまじえての説明は大変わかりやすかったです。

  • 認知症について再認識させられることが多くありました。

  • 教え込もうとしたり、説得したりすることが禁止行為だということをはっきり教えてもらって、有難かったです。

  • 両親と家内の両親が高齢化しつつあり、漠然とした不安を抱えておりましたが、お蔭様でよいヒントをいただくことができました。

  • いざという時の心構えができてよかったと思います。

  • 自治体から配布される資料などで知っていた知識を使う側から整理して話していただいたのが良かったです。

など、有意義であったという反響が多く寄せられました。
これからも、介護について社内で考える機会を増やしていきます。

受講者も真剣なセミナーの様子

受講者も真剣なセミナーの様子