ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

日本ユニシス
サンと無線ICタグ(RFID)ソリューション構築で協業

〜 誰でも、安全・確実に情報共有できる仕組みを共同で構築 〜


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 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:島田 精一、以下 日本ユニシス)とサン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:ダン・ミラー、以下 サン)は、両社のユビキタス情報流通ミドルウェアと無線ICタグ(注1)ミドルウェアを連携し、利用者(企業や組織、およびその内部部門)が安全、確実に情報共有できる無線ICタグソリューションを協業して構築します。

 無線ICタグは、ユビキタス社会の基盤技術として様々な分野で活用領域が急速に拡大しています。その適用分野が広がるにつれて、各企業や部門の壁を越えて個体情報を安全・確実に連携させていくことが益々重要になっています。その一方で、システムには迅速、低コストで構築・導入できること、柔軟な拡張性を持つこと、また長期間運用できることが求められています。

 日本ユニシスは、様々なアプリケーション、デバイス、データといったコンピューティング・リソースを安全で有機的に「つなぐ」ための「社会プラットフォーム」(共通基盤)の整備と普及が、ユビキタス社会の発展のために大変重要だと考えています。日本ユニシスは、「社会プラットフォーム」を目指すミドルウェア「RinzaTM(注2)を2004年8月に発表し、2005年1月から評価版として無償で提供開始しました。今回の協業において、「Rinza」は個体情報を安全に管理する役割を担います。なお、「Rinza」の正式版はオープン・ソース・ソフトウェア(OSS)(注3)として無償で提供する予定です。「Rinza」は、日本ユニシスが運営する「TyzohTMコミュニティ」(注4) の活動の中で機能拡充を図っていきます。

 サンは、無線ICタグシステム構築のためのサーバ用ソフトウェア製品「Sun JavaTM System RFID Software」を提供します。「Sun Java System RFID Software」は、無線ICタグリーダが読みとった膨大なデータの中から必要なデータを抽出するフィルタリング機能(「 Sun Java System RFID Event Manager 」(注5))と最適なサーバへデータを転送するルーティング機能(「 Sun Java System RFID Information Server 」(注6))により、無線ICタグリーダから集められたデータの供給を最適化します。

 「Rinza」と「 Sun Java System RFID Software 」を連携させることで、無線ICタグの利用と情報共有が容易で確実にできるようになります。日本ユニシスとサンは、無線ICタグ利用者に対して、「いつでも、どこでも、誰でも、安全、確実」に個体情報を共有できる仕組みを、迅速、低コストで構築していきます。

 日本ユニシスとサンは、「Rinza」と「Sun Java System RFID Software」の相互接続をはじめ、必要な技術支援を行うとともに、以下の役割を担います。


  • 日本ユニシス
    日本ユニシスは、個体情報を安全に管理するミドルウェア「Rinza」をOSSとして無償で提供し、コンサルテーションからシステム構築、運用・保守までの一連のITサービスを提供します。
  • サン・マイクロシステムズ
    サンは、ユビキタス社会のインフラとなるサーバ製品と、リーダから読みとったEPC(注7)データを「Rinza」に適切に引き渡す「Sun Java System RFID Software」を提供します。また、無線ICタグシステム導入を検討している全ての利用者に対して導入支援サービスを提供する施設「Sun RFID Design Center」を無償で開放し、円滑な導入を支援するためのITサービスを日本ユニシスと共に提供します。

 日本ユニシスとサンは、今回の協業により、トレーサビリティや防犯・防災をはじめ、無線ICタグの導入により利便性向上が期待される分野に対して、今後3年間で100億円規模のビジネス展開を目指します。

以上

注1: 無線ICタグ
微細なICチップと、データを送受信するためのアンテナを内蔵したタグのこと。RFIDタグとも呼ばれる。
注2: Rinza(リンザ)
ユビキタス社会のプラットフォームとして、様々な情報を安全に流通するミドルウェア。開発コード名「Next-Generation Enterprise Middleware」(短縮形:NGEM)として、2004年8月に構想発表済み。
注3: オープン・ソース・ソフトウェア(OSS)
ソースコードが公開され、誰でも改良、再配布ができるソフトウェア。
注4: Tyzoh(タイゾウ)
「社会プラットフォーム」の企画、開発、普及を目的とするコミュニティ。
注5: Sun Java System RFID Event Manager
無線ICタグリーダが読みとった無線ICタグの情報を処理し、膨大なデータから必要なデータを抽出するフィルタリング機能、最適なサーバへデータを転送するルーティング機能、複数台の無線ICタグリーダを制御・監視する機能を保有。無線ICタグとネットワークを接続するためのソフトウェア。
注6: Sun Java System RFID Information Server
「Sun Java System RFID Event Manager」で収集された情報をデータベースに登録し、SCMなど他のアプリケーションと連携。無線ICタグの情報と既存のシステムとを結び付けるソフトウェア。
注7: EPC(Electric Product Code)
現在の商品識別用バーコードに代わる次世代商品コード。 64 ビットもしくは 96 ビットで構成され、商品を単品ごとに識別できるユニークコード。


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