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Foresight in sight

ニュースリリース

1998年4月23日

米ユニシス社と日立、オブジェクト指向ソフトウェアで協力 〜 ユニシス、日立からオブジェクト技術のライセンス取得し、
ユニシス製エンタープライズサーバ上のオブジェクト指向COBOLを共同開発 〜

米ユニシス社(会長兼社長兼CEO=ローレンス A.ワインバック、米国ペンシルベニア州ブルーベル 以下ユニシス)および日立製作所(社長=金井 務 以下日立)は、オブジェクトソフトウェア技術の開発、マーケティングおよび販売を共同で行うことで合意しました。両社は、ユニシス製エンタプライズサーバー「ClearPath HMP IXシステム」上のオブジェクト指向COBOLコンパイラを共同開発します。
本合意により、ユニシスは、コンパイラのフロント部(注1)、クラスライブラリ、ブラウザ、ファイル/レコード定義ツール、COBOLエディタ等、日立のオブジェクト指向COBOL技術の世界的なライセンス権を取得しました。
さらに今後両社は、協力関係をより深めるため、ユニシスのClearPathソフトウェア近代化プログラムの一環として日立のオブジェクト指向COBOL製品であるOOCOBOLを販売することについても検討します。

両社は合意に基づいて、日立のWindows NT® Workstation ベースのOOCOBOLのフロント部と、ユニシスのCOBOLコンパイラのバック部とを接続し、ClearPath HMP IX上のオブジェクト指向COBOLコンパイラを開発します。

共同開発される製品は、プログラミングとコンパイルの第1フェーズにWindows NT WorkstationやClearPath HMP IXのインテルノード(注2)を利用し、最終的なコード生成と実行環境にClearPath HMP IXのOS2200ノードを利用します。
また、共同開発される製品では、現行の規格であるCOBOL85に完全準拠しているうえ、オブジェクト指向の機能も持ち、さらにユニシス拡張機能をも提供します。さらにユニシスの統合コンパイラ・システム(UCS)プログラムの言語間接続機能もサポートします。

米ユニシス社のブライアンハドフィールドClearPathビジネス担当副社長は次のように語っています。
「日立のOOCOBOLにより、ClearPath HMP IXシステムの顧客に、既存のCOBOLアプリケーションを近代化し、画期的なステップアップを提供する機会を得ました。我々は顧客に、明日のアプリケーションに必要とされるオブジェクト指向の能力、及びエンタープライズスケールのClearPath HMP IXコンパイラ技術に結び付けられた最高のデスクトップ開発環境を提供したかったのです。日立のOOCOBOL技術は、ユニシスのUCS技術とあいまって、これらの要求に完全に適合するでしょう。」

日立製作所 ソフトウェア開発本部の小平光彦本部長は次のように語っています。
「日立は、オブジェクト指向技術の開発とその市場拡大に重点をおいて取り組んでいます。1994年、COBOLにオブジェクト指向機能を取り入れ、世界初のオブジェクト指向COBOL製品を市場に投入しました。COBOL技術やシステム技術に定評のあるユニシスとのこの度の協力関係樹立により、ユニシスのエンタープライズサーバであるClearPath HMP IXのCOBOLの顧客が、オブジェクト指向という発展性があり力強いソリューションを得られるものと確信しています。両社の今までの協力関係がこれを機会にさらに深まり、ユーザーにより優れたソリューションを提供できることを喜んでいます。」

エンタープライズシステム上の膨大なCOBOL資産を21世紀になっても有効に活用するために、COBOLにオブジェクト指向技術を追加することは重要なことです。COBOLの規格委員会(米国ではNCITS J4、国際的にはISO/IEC/JTC1/SC22/WG4)は、1990年からCOBOLのオブジェクト指向の言語仕様を開発していますが、ユニシスと日立は当初からこの開発に参画しています。

以上

<日本における問い合わせ先>

・日本ユニシス株式会社
  お問い合わせフォーム

・株式会社 日立製作所 ソフトウエア開発本部 言図2G
  〒244−0003 横浜市戸塚区戸塚町5030番地
  電話 045−881−7161(代表)[担当:横塚]

(* 本件は、4月22日8:30(米国東部時間)に米国にても発表しました)


<ご参考>

オブジェクト指向技術のライセンス取得とOOCOBOL共同開発について

これからの情報基盤技術といわれるオブジェクト指向技術では、CORBA、Javaなどが注目されていますが、エンタプライズサーバー上で構築される大規模なビジネスシステムにおいては、現在も広く使われているCOBOL言語のオブジェクト指向化が必須とされ、その開発には大きな期待が寄せられています。今回の共同開発発表は日立製作所の先進的かつ実績あるオブジェクト指向言語技術とユニシスの構造的に優れたUCSコンパイラ技術の最適な組み合わせによって生まれたものです。今後、企業の基幹業務にオブジェクト指向技術が展開される際の基盤製品の一つとして活用されることを期待しております。

日本ユニシスは、ユニシス2200シリーズの最新機種であるHMP IXシリーズに搭載されるオブジェクト指向COBOL言語(OOCOBOL)を両社が共同開発するという今回の発表を心から歓迎し、今後も両社と協力してHMP IXシリーズをはじめとするエンタプライズサーバー・システムを基幹としたISビジネスの提供に一層努力していく所存です。

1998年4月23日
日本ユニシス株式会社
商品企画部長 柏木直哉

注記
注1:コンパイラ
コンパイラは、その言語仕様に従って構文を検査・解析するフロント部と、実行するハードウェアに最適な目的コードを生成するバック部に機能分割できる
注2:ClearPath HMP IX
ClearPath HMP IXは、WindowsNTが動作するインテルノードとユニシスのメインフレーム用OSが動作するOS2200ノードで構成されています。
商標、登録商標
  • ClearPathは、Unisys Corp.の商標です。
  • Windows NTは、米国およびその他の国におけるMicrosoft Corp.の登録商標です。
  • その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。