メニューへ移動  本文へ移動 日本ユニシス株式会社

平成9年10月3日

「分散オブジェクト推進協議会」の設立について



分散オブジェクト推進協議会設立・記者発表会写真
 分散オブジェクト推進協議会は、今年7月より設立準備のための委員会を設け、活動計画の検討や参加会員の募集を行ってまいりましたが、このたび正式に設立するはこびとなり、本日の設立総会において、設立の合意確認とともに各分科会(後述)活動計画を発表致しました。また、設立総会には米国よりOMG(Object Management Group)会長 リチャード・M・ソーリー氏も来賓としてご出席し祝辞をいただきました。

 本協議会は、分散オブジェクト技術の普及促進と関連製品の相互接続性の実証を主な目的としており、会員は分散オブジェクト製品を提供する国内外のコンピュータ・ベンダやソフトウェア・ベンダを中心に構成されています。設立メンバは株式会社 オージス総研、株式会社東芝、株式会社 東洋情報システム、日本アイ・ビー・エム株式会社、日本オラクル株式会社、日本サン・マイクロシステムズ株式会社、日本電気株式会社、日本ビー・イー・エー・システムズ株式会社、日本ユニシス株式会社、株式会社日立製作所、富士通株式会社の11社(50音順)です。

 近年、インターネット/イントラネットをはじめとするネットワーク環境の普及により、企業情報システムは、大規模化・広域化すると共に、メインフレームやサーバなど異なるプラットフォームから構成される分散システムが主流になりつつあります。このようなネットワーク環境を基盤とする情報システムにおいては、アプリケーションの相互連携やプログラムの生産性・移植性の向上などを含めた高度な連携が求められており、これを実現するための技術として分散オブジェクト技術への期待が高まっています。

 分散オブジェクト技術の実用化については、CORBA (Common Object Request Broker Architecture) と呼ばれる異機種間連携のための標準仕様がOMGによって制定され、この仕様に準拠した製品が国内外のベンダより提供されています。また、EC/CALSをはじめとする様々な分野において、その共通システム基盤としてCORBAを採用した実証実験やその実用化が始まっています。

 分散オブジェクト推進協議会では、今後分散オブジェクト技術がミッション・クリティカルなシステムを構築するためのキー・テクノロジーであるとの共通認識にたち、CORBAの仕様に準拠した分散オブジェクト関連製品間の相互接続性検証やアプリケーション移植性の追求等を推進することにより、分散オブジェクト技術を企業情報システムの基盤として普及させるとともに、日本の情報システムの発展に貢献していくことを目指しています。

 同協議会では、当面IIOP(Internet Inter-ORB Protocol)レベルの相互運用やその上位サービスであるトランザクション連携についての実証を行ないますが、将来は実証範囲を拡大していくことも検討しています。

 また、この実証結果については、技術セミナや展示会等を通じてソフトウェア・ベンダやユーザに対し情報提供をしていくと共に、実証実験結果や参加メンバの実績をもとに、OMGに対し提案を行なっていくことも視野に入れています。

 まず、その技術セミナの第一段として、1997年12月3〜5日パシフィコ横浜にて、「分散オブジェクト・テクノロジ・フォーラム」を3日間、計12セッションを実施する予定です。講師としては、本協議会メンバをはじめOMGの協力も得ながら、技術解説、パネル・ディスカッション、適用事例紹介も交える予定です。

 

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