ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

2008年12月18日

日本ユニシス、時価開示データの蓄積に向け
4次元の分析機能を有する「明細管理&履歴管理型・次世代ALM」を販売開始


本文

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、大手地域金融機関から中堅金融機関向けに、従来の科目集約型ALMに替わる「明細管理&履歴管理型・4次元ALM」として「ValueStage® -NE/ALM」を本日から販売開始します。

 ALM:資産負債管理 Asset liability Management = 資産(Asset)と負債(Liability)を管理する手法。

 金融機関では、長引く不況によって経営基盤そのものが揺らいでいるなかで、世界同時多発不況という未曾有な経済環境悪化に伴い、自身の生き残りのためにも今まで以上に経営状況の「見える化」が必要になっています。そのためのツールとしてこれまでも金融機関では、「金利リスク管理」、「流動性リスク管理」を目的にALMの導入を進めていますが、従来の一般的なALMシステムでは、(1)個別取引のキャッシュフローを保持していない(明細管理不可)、(2)基準日でデータを上書きするため過去データを参照できない(履歴管理不可)、(3)勘定科目レベルでのリスク分析しかできない(多次元分析不可)などの制約がありました。
 また今後の金融機関には経営の健全化に向け、(1)預貸系のALM分析の強化、(2)収益実績把握管理の強化、(3)時価開示のための基礎データの蓄積が求められます。

 日本ユニシスは、これらの要求を同時に満たすシステムを実現するためにALMシステム開発で長年培った技術やノウハウを結集し、更に最新のIT技術をも取り入れた「明細管理&履歴管理型・次世代ALM[ValueStage-NE/ALM]」を開発しました。

 「ValueStage -NE/ALM」は、(1)明細管理型、(2)履歴管理型であり、4次元分析機能を持ったALMとして、主な特徴は以下のとおりです。

  1. 明細管理型ALMとして、様々な分析軸でリスク分析の実施が可能
    システムの保持する取引明細別のキャッシュフロー/ラダー情報からALM分析ができます。既定の勘定科目だけではなく、様々な分析軸でのリスク分析を可能としています。また取引明細のキャッシュフロー/ラダー情報を個々に参照できるため、今後予定される時価開示で必要な個別取引のキャッシュフローの元情報としての利用もできます。

  2. 履歴管理型ALMとして、過去実績との比較が容易
    基準日時点の分析情報だけではなく、過去基準日の分析情報を一定期間保存し照会できます。取引明細も履歴管理の対象であるため、過去時点の明細別キャッシュフロー/ラダー情報を個々に参照することも可能です。さらに過去基準日時点の再シミュレーションが実施できるようになり、前月/前年同月などとの比較分析や、過去立案の資金計画の妥当性・実現情況の再検証がシステム上で容易になりました。「ValueStage-NE/ALM」では、従来のALMでは困難であった科目体系の変更前後の過去実績との比較も、シームレスに行えます。

 上記の実現によって科目と金利/金額という2次元の分析(参照:在来型ALM)にとどまらず、明細管理型による奥行きの広がった分析(参照:明細管理型「3次元ALM」)、履歴管理型による時間軸の加わった過去基準日との相対的な分析(参照:3次元から「4次元」へ)という4次元での分析が可能となりました。

■ 明細管理&履歴管理型・次世代ALM「ValueStage-NE/ALM」の概念図

明細管理&履歴管理型・次世代ALM「ValueStage-NE/ALM」の概念図

注:拡大図はこちらPDFをご覧ください。(64.6KB/PDF)

 2011年の時価開示対応以降において、ALMシステムのユーザーがリスク管理部門だけではなく、主計部門や業務推進部門にも拡大されることが予想されています。
 日本ユニシスは、このために最新のIT技術を取り入れセキュリティ管理機能も強化しています。

 「ValueStage-NE/ALM」のパッケージ販売価格は、3,150万円(税込み)からで、今後5年間で30システム、9億円の売り上げをめざします。

以上


注釈/リンク

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