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Unisys ClearPath® CS4200D Series CS4280D Server

※ この製品は販売終了いたしました。

製品概要

OS2200のミッションクリティカルアプリケーションをインテル®プロセッサでそのまま稼働。 セキュアJava™、Web連携エンジンを標準搭載した次世代型サーバ、ミドルレンジモデルCS4280D登場

CS4280Dは、インテルプロセッサによるOS2200アプリケーションの稼働を実現する次世代サーバ・アーキテクチャを採用した最新モデルです。CMOSベースサーバとの間で、OS2200アプリケーションのコードおよびデータの互換性がファームウェアレベルで完全保証されています。そのため、お客様はアプリケーションの再コンパイルや再リンクを行うことなく、速やかに移行することが可能です。

CS4280DはCS4180Dの後継機種であり、CS4180Dに比べ、単体性能は30%向上、単一OS2200環境下のシステム性能は約40%向上しています。

CS4280D

特長

OS2200の機能を拡張するサーバ群を仮想化技術で統合

CS4200Dシリーズでは、OS2200の機能を拡張する外部連携専用エンジンサーバ群を、米国ユニシスが開発したサーバ仮想化技術であるs-Par™を用いて一つのインテルサーバ上に統合しました。
これにより、複数サーバハードウェアの導入の手間や個別のメンテナンスに伴う複雑さを無くし、管理コストを削減することが可能になりました。

新しいI/Oサブシステムの採用

CMOSプロセッサ搭載大型システムと同じI/OサブシステムであるPCIOP-Mを採用しました。このことによりCS4100Dシリーズから更にI/Oパフォーマンス、I/O堅牢性が向上しました。

外部連携専用エンジン2種の標準提供

BIPROGYは既存アプリケーションを活かしつつ、最新テクノロジを取り入れる"モダナイゼーション"実践を支援していきます。
ClearPathサーバ専用として提供される外部連携専用エンジンはモダナイゼーションのための強力なツールです。
CS4280Dにおいても、CS4100Dシリーズではオプション提供であった外部連携専用エンジン2種(ClearPath Portal、 Javaプロセッサ)を標準機能としてバンドル提供します。
※Javaプロセッサご使用に際しては追加でライセンスをご購入いただく必要があります。

従来機と完全互換のミドルレンジモデルを提供

CS4280Dはシステム当たり、最大2パーティションに対応します。
また1パーティション毎にインテルプロセッサ・システムの専用ファームウェア上に従来のCMOS機と完全互換のOS2200 IPをハードウェア増設なしに最大10個まで拡張可能です。

  • CS4280Dは従来のCMOS機のIPと完全互換を実現、更にシングルスレッド性能もCMOSミドルレンジモデルであるCS340Dと同等性能を達成し、お客様の既存資産を再コンパイルなしにストレスなく移行・稼働させることができます。
  • 最大2300 IPC(注1)まで45倍以上の拡張性を持ちます。また、IP性能増強単位は10/20 IPCときめ細かい単位で上位モデルを設定しており、キャパシティ・オン・デマンド機能との組合せで柔軟なシステムを構成できます。
    注1)IPC(Instruction Processing Capacity):IP性能を表わすBIPROGYの独自性能単位です。
  • 単一システム・単一パーティションでの稼働に必要な各種ストレージ機器用チャネルとネットワークの冗長化、メモリのミラー構成最大容量64GBを基本構成で設定しています。

カタログ

Unisys ClearPath CS4200D Series CS4280D Server

バックアップとリカバリ

OS2200は万一のシステム障害時に、基幹データをバックアップ、且つリカバリするための統合的なソリューションとしてIRU(Integrated Recovery Utility)を基本ソフトウェア群のひとつとして標準提供します。さらに基幹システムの絶対的な要件である無停止、冗長性を追及、そのための高可用性ソリューションを提供することも可能です。

セキュリティ

ネットワーク化が高度に進展した情報システム上に蓄積された膨大な基幹データ群(企業の極秘データ、個人情報など)に対する厳重な保管保全対策が強く求められています。近年増加しつつあるインターネット経由の各種不正アクセスなどに対しては、OS2200は標準機能として提供するシステム・アクセス制御に加えて長年に亘って培われたメインフレームのセキュリティ技術をベースとして各種ソリューションを提供し、情報漏洩に対する防止策を強力に支援します。

  • セキュリティ・オプション
    OS2200の基本セキュリティ機能を更に強化する拡張機能を提供します。セキュリティ・オプションを追加することでより厳密なファイル・アクセス管理が可能になります。
  • OS2200上のデータの暗号化:CIPHIS
    CIPHISはDES、3DESそしてAESに対応する暗号化アルゴリズムに基づき、OS2200上のデータにアクセスするための暗号化ユーティリティです。

外部連携専用エンジン

外部連携専用エンジンとして、Web/モバイル連携専用のClearPath Portalと、セキュアなJava™(J2EE)環境を搭載するJavaプロセッサを提供します。

  • ClearPath Portal:Web/モバイル連携、モダナイゼーション
    既存システムのモダナイゼーションを支援するWeb連携専用エンジンです。従来の専用端末からしかアクセスできなかったOS2200アプリケーションを、付属のDeveloperを用いてノンプログラミングでWebブラウザ、モバイル端末、スマートフォン、Webサービスと連携させることができます。Developerで作成したWebアプリケーションは、Web連携用にセキュリティを強化したWeb連携専用エンジンで実行されます。
ClearPath Portal
  • Javaプロセッサ:セキュアなOS2200 Java J2EE環境
    24時間365日対応の高可用性を求められるCS4280D/OS2200システムでは、堅固なセキュリティ、トランザクション処理能力、高信頼性、優れた統合リカバリ機能の下で、OS2200 Java(JVM)機能、オープン・ソースの代表的なJ2EEアプリケーション・サーバであるJBoss® Application ServerがJavaプロセッサで提供されます。 また、JavaアプリケーションはRA(Resource Adaptor)を利用することで2200上で稼働するトランザクション処理プログラムや、 データベース管理システムであるUDSRDMS1100とUDS DMS1100のデータにアクセスすることができるので、CS4180D上で稼働する安全、且つ安定したJava/JBoss環境経由で既存2200資産を外部システムと連携させることができます。
セキュアなOS2200 Java J2EE環境

(*) 2013年6月提供開始予定です。

基幹データベースからのデータ抽出

  • 基幹データベースからのデータ抽出
    GUIベースのRADツールDataExtractor/IXによりDMS1100上の基幹系データをタイムリー且つ、効率的にRDBMS(ORACLE®、Microsoft® SQL Server)に抽出することができます。
  • DataExtractor/IX: DMSデータを抽出
  • DataExtractor/IX(ファイル抽出): 各種COBOLファイル*を簡単に抽出
    *シンボリック・エレメント、SDFファイル、順編成ファイル、MSAMファイル
基幹データベースからのデータ抽出

キャパシティ・オン・デマンド(COD)

キャパシティ・オン・デマンド機能はOS2200オペレーティング・システムが提供する動的IP(Instruction Processor)性能制御機能です。予め実装されたOS2200 IPの潜在的な処理性能を必要に応じて動的に再配分、あるいは追加できます。

  • Performance Redistribution(PR)
    CS4280Dシステム上に複数パーティションが稼働する場合、該当するパーティション間で動的に性能を移動させる機能です。これにより繁忙期などの期間限定的な処理量増加に対して、追加の性能契約することなく他のパーティションのIP性能を一時的に利用することができます。
  • Temporary Workload(TW)
    一時的なIP性能の増強が必要な場合に有効な機能です。
  • Emergency Recovery(ER)
    複数システムで運用環境を構成する場合に有効な機能です。障害発生時に、障害発生システムとは異なるシステムで障害システムのIP性能をバックアップします。
  • Disaster Recovery(DR)
    複数システムで運用環境を構成する場合に有効な機能です。復旧に長期間を必要とする災害(地震、台風、洪水、火災、テロなど)時に、障害発生システムとは異なるシステムで障害システムのIP性能をバックアップします。

*ClearPath、s-Parは、米ユニシス・コーポレーションの登録商標です。
*インテルは、Intel Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Javaは、Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Oracle、Javaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*JBossは、米国Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Microsoftは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。