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Unisys ClearPath® CS6300L Series CS6380L/CS6390L Server

※この製品は販売終了いたしました。

製品概要

基幹系からオープン環境のモバイル端末連携まで、あらゆる企業のニーズに対応する Unisys ClearPathシリーズの最上位システム ClearPath Server CS6300Lシリーズ

企業の基幹系システムとして長年に亘り支え続けてきたメインフレームは、今やその領域に留まらず急速に進化するビジネス・デバイスとの連携が求められていています。
Unisys ClearPath Server CS6300Lシリーズは、メインフレームの特性である信頼性、可用性、拡張性を継承した堅牢な次世代型プラットフォームに、1961年の提供開始から現在まで改良を続けるオペレーティングシステム(Master Control Program)を搭載、互換性を継続することでお客様のIT資産を守り続けていきます。
さらに、スマートフォンなど最新のビジネス・デバイスとのWeb連携を同一プラットフォームで実現することにより、最前線のビジネス環境に適応する、使い易く運用しやすいシステム環境を提供します。
ClearPathの更なる進化系、CS6300LはClearPath Forwardの位置付けで、あらゆる企業のビジネス・インフラストラクチャとして、お客様の価値創造を実現します。

CS6300Lシリーズ

特長

CS6300Lシリーズは、米国Unisys社の次世代サーバ・アーキテクチャ(NGM)を採用した最上位のシリーズで、CS4300Lシリーズの上位モデルの位置付けとなります。
CS6300Lシリーズでは、MCP環境とモバイル端末やスマートフォンとのWebサービス連携を提供するClearPath Portalを、米国Unisys社が開発したサーバ仮想化技術であるs-Par®を用いて、同一プラットフォーム上に統合しました。これにより、複数サーバハードウェアの導入の手間や個別のメンテナンスに伴う複雑さを無くし、管理コストを削減することを可能にします。
また、企業の基幹系システムとして信頼性をさらに高めるため機器構成を二重化したHigh Availability(HA)システムで提供します。

基幹系システムに最適な提供モデル

CS6300Lシリーズは、旧シリーズのCS600Lと比較して、シングルスレッド性能で20%、システム最大処理能力では52%向上しています。また提供モデルは、お客様の利用形態に副えるように、従来型の固定性能モデル(CS6380L)と新しい従量制モデル(CS6390L)の2形態で提供します。
固定性能モデルのCS6380Lは、シリーズ間で96倍の性能拡張性に対して、74のモデル数を提供していますので、お客様のビジネス需要に応じて固定性能を大きくしたり、後述するキャパシティ・オン・デマンド機能との組合せで一時的に性能を大きくするなど柔軟なシステムを構成することが可能です。
また、従量制モデルのCS6390Lは、プロセッサの使用量を契約していただく形態で、ピーク対応として必要なときはいつでも最大性能までお使いいただくことが可能です。

キャパシティ・オン・デマンド(COD)

キャパシティ・オン・デマンド機能はMCPオペレーティング・システムが提供する動的プロセッサ性能制御機能です。予め実装された物理プロセッサの潜在的な処理性能を必要に応じて動的に再配分、あるいは追加できます。

  • Temporary Workload(TW)
    一時的なIP性能の増強が必要な場合に有効な機能です。
  • Emergency Recovery(ER)
    複数システムで運用環境を構成する場合に有効な機能です。障害発生時に、障害発生システムとは異なるシステムで障害システムのIP性能をバックアップします。
  • Disaster Recovery(DR)
    複数システムで運用環境を構成する場合に有効な機能です。復旧に長期間を必要とする災害(地震、台風、洪水、火災、テロなど)時に、障害発生システムとは異なるシステムで障害システムのIP性能をバックアップします。

高可用性 High Availability(HA)システムの提供

CS6300Lシリーズは、二重化されたシステム環境と障害発生時に業務を継続するためのフェイルオーバ機能を標準で提供します。万一本番系システムに障害が発生した場合、待機系システムがそれを感知し、フェイルオーバ機能を活用して業務を引き継ぐように設計されています。これにより、企業のビジネス機会喪失を未然に防止することが可能です。

メータリング技術を採用した従量制サーバ

Unisys独自のメータリング技術により、MCPシステムのプロセッサ使用量を計測・集計・通知し、メータリング(従量制)システムの基盤を支えます。

  • ユーティリティ・コンピューティングに対応
    CS6390Lでは、MCPシステムのプロセッサ性能を必要なときに必要なだけ、自由にお使いいただけます。実際の使用量に応じて課金するシステムなので、従来型のシステムで提供中のキャパシティ・オン・デマンド(COD)に比べて、より弾力的なユーティリティ・コンピューティングに対応し、一段とパワフルで自由度が高いシステム・リソースの有効活用を可能にします。
  • 実稼働に合わせた効率的なシステム投資を実現
    CS6390Lでは、実際の使用量に応じて、事前にご契約いただいた性能量からの引き落としや使用料金の精算を行います。短期間または一時的な繁忙期(スパイク)に備えて高価なシステムを購入するのではなく、業務の繁閑とITコストを連動させ、実稼働に合わせた効率的な投資でシステムを使用することが可能です。
実稼働に合わせた効率的なシステム投資を実現
  • 最上位システムの最大性能を標準装備
    CS6390Lでは、CS6300Lシリーズの最大性能(116,640RPM)を標準装備し、プロセッサ負荷の重いアプリケーションやバッチ処理もストレスを感じさせることなく動作します。実効的な最大性能(シーリング)を動的に変更して、予期しないリソース使用を回避したり、処理時間や所要コストを調節したりすることもできます。
大型機クラスの最大性能を標準装備
  • 簡潔でわかりやすいプリペイド方式を採用
    あらかじめ所定の期間の予想使用量を一括購入するプリペイド方式の採用により、従量制のシステムでありながら必要なコストを把握しやすく、事前の予算確保や初期投資の平準化が可能です。また、使用量の計測・集計・通知はシステムが自動的に行うので、複雑な運用・管理は不要です。事前にご契約いただいた性能量の費消後や有効期間の満了後も、性能量の追加購入または月次の実績精算により、煩雑な操作や手続きなしにシステムを継続して使用できます。

カタログ

Unisys ClearPath CS6300L Series CS380L/CS390L server

より堅固なセキュリティとデータのオープン化を追求

CS6380L/CS6390Lでは、多彩なビジネスに素早く対応できる強力で豊富なミドルウエア群、ビジネスの変化に素早く対応できる斬新な開発環境によって迅速なマーケット展開が可能です。

CS6380L/CS6390L ソフトウェア群

基幹システムを守る高度なセキュリティと暗号化を実現

  • セキュリティと暗号化
    ネットワーク化が高度に進展した情報システム上に蓄積された膨大な基幹データ群(企業の極秘データ、個人情報など)に対する厳重な保管保全対策が強く求められています。増加しているインターネット経由での各種不正アクセスなどに対して、CS470Lシリーズでは標準機能として提供するシステム・アクセス制御に加えて長年にわたって培われたメインフレームのセキュリティ技術をベースとして各種ソリューションを提供し、情報漏洩に対する防止策を強力に支援します。
  • 安全保護機能
    CSシリーズの基本セキュリティ機能をさらに強化する拡張機能として、安全保護機能を標準で提供します。このソフトウェア・コンポーネントを追加適用することで、より厳密なシステム安全保護管理、ファイルアクセス管理が可能になります。
  • データの暗号化:MCPテープ暗号化、MCPディスク暗号化
    テープ暗号化機能は、3DESまたはAESに対応する暗号化アルゴリズムに基づいて、安全にCS6300Lシリーズ内のデータをテープに読み書きする暗号化ユーティリティです。MCP OS環境から暗号化/復号化の操作が可能であり、テープスタック機能と併用することで、既存テープ資産を安全かつ効率的に保存することができます。 ディスク暗号化機能は、XTS-AES256暗号化アルゴリズムに基づいて、安全にCSシリーズ内のディスク単位に、 MCP CPU負荷なく暗号化します。

またWRAPの圧縮機能により、データベースのバックアップのような大きなデータファイルを圧縮することで、外部サーバ等で保管をする際のネットワーク負荷を低減することができます。さらに、WRAPしたデータを暗号化することで、セキュリティを強化することもできます。 加えてネットワークからの攻撃に対する防衛機能として、ブロードキャスト・ストームの抑止機能、動的フレーム・フィルタリング機能、IPセキュリティ機能といったTCP/IP関連の機能を継続的に強化し続けています。

Web/モバイル連携、モダナイゼーション、開発環境

  • 基幹系アプリケーションをモバイル端末で活用、最先端ビジネスを提供するClearPath Portal
    ClearPath Portalは既存システムのモダナイゼーションを支援するWeb連携ソリューションです。従来の専用端末からしかアクセスできなかった基幹系アプリケーションを、付属のDeveloperを用いてノンプログラミングでWebブラウザ、モバイル端末、スマートフォン、Webサービスと連携させることができます。Developerで作成したWebアプリケーションは、CS6300Lメインフレーム上の仮想サーバで実行されるため、セキュリティ対策も万全です。

統合開発/実行環境:ABSuite登場

ABSuite (Agile Business Suite )は、統合アプリケーションを素早く簡単に構築し、統合的に保守・管理が出来るツールです。ABSuite の開発環境は、Microsoft社のVisual Studio® 2010にスナップインしています。

  • PIM (Platform Independent Model )型開発:
    稼働対象プラットフォームを意識することなく、データベース連携を含むオンライン・トランザクション、バッチシステムなどを効率的に開発することができます。
  • ターゲットとなるシステムは、Microsoft® .NET FrameworkとClearPath MCPです。
  • 自動テスト機能を標準でサポート
    煩雑で単調な確認作業の負荷を軽減します。
  • 高生産性スクリプト言語LDL+ (Logical Definition Language plus )を採用
    LINC®2000 Developer 3.3で記述されたSW(LDL)資産からも簡単に移行することができます。

基幹データベースからのデータ抽出:DataExtractorII/NX

DataExtractorII/NXはMCPシステム上のDMSIIデータベースから、SQL Server™、或いはOracleへのデータ抽出を簡単なパラメータ設定で実行できるデータ抽出ユーティリティです。これにより基幹系データをタイムリー且つ、効率的にRDBMS(Oracle、SQL Server)に抽出することができます。また、MCP上のファイルについてはOLE DB機能によりSQL Serverにデータを抽出することができます。

ホスト帳票をオープン系プリンタへ印刷:FormRunner-MCP

FormRunner-MCPは、ホスト上で作成された帳票ファイルをWindows®サーバ経由でオープン系プリンタに印刷するためのソフトウェアです。図に示すような各種のプリンタへ出力できますので、効率的な印書環境を実現することができます。

ホスト帳票をオープン系プリンタへ印刷:FormRunner-MCP

(注)4000型/2000型レーザプリンタ、0110型カット紙プリンタPostScript、リコーRPDLIII、京セラPRESCRIBE®II、キヤノンLIPSIII,LIPSIV、エプソンESC/P®, ESC/Page®

ホスト帳票を電子帳票に変換:UNIREP-V

電子帳票システム UNIREP-Vは、ホスト上で作成された帳票データを変換しWindowsサーバ上で稼働するPandora-AXサーバに格納、 クライアントPCから罫線付き表示、検索、印書などを実現するソフトウェアです。

*ClearPath、s-Parは、Unisys Corporationの登録商標です。
*ClearPath、ABSuite、LINCは、Unisys Corporationの登録商標です。
*UNIREPは、BIPROGY株式会社の登録商標です。
*FormRunnerは、三菱電機株式会社の登録商標です。
*Microsoft、Microsoft .Net、Windows、Visual StudioおよびSQL Serverは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。