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ユニシス技報

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2021年9月発刊 Vol.41 No.2 通巻149号
「一般号」

本号には、技術論文の社内コンクールであるテクニカル・シンポジウム2019の入賞論文2編と、社外から寄稿いただいた論文1編を掲載しています。

加工シミュレーションモデルの精度向上 米本 修

多くのCAD/CAMシステムで加工シミュレーションモデルとして採用されている「Dexelモデル」は精度と計算時間・データ量がトレードオフの関係にあり,実用化に際して運用や適用範囲が限定されるという課題を抱えている.
今回,筆者らは加工シミュレーションモデルのライフサイクルとして存在する「未加工の状態」と「加工中および加工後の状態」の二つの状態に着目し,そこで生じるDexelモデルの精度課題を解決した.
「未加工の状態」に対しては,データ量・計算時間への影響を最小限に抑えた「補完的なDexel」を導入することで,「加工中および加工後の状態」に対しては,「工具による加工の瞬間をDexelの情報に記憶させる」ことで大幅な精度向上を実現した.

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CPSのサイバーセキュリティに求められる安全分析と STPA-Sec の有効性 福島 祐子

経済産業省は,CPSに対するサイバーセキュリティへの対応指針として,システム開発のライフサイクルにおいて,CPSの企画,設計,調達のような早期段階から,安全に関するリスク分析の結果を基にしたリスク対応を行うことの重要性を指摘している.
早期段階から適用できる安全分析手法として,STPAが米国で普及しており,これをセキュリティ向けに拡張したSTPA-Secという手法が考案されている.本稿では,STPA-Secの適用方法を,分析例を示しながら解説し,システム開発のライフサイクルにおいて,早期段階でのセキュリティ要件・仕様への反映,セキュリティリスク分析における攻撃シナリオの導出にSTPA-Secが有効であることを示す.

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材料画像評価へのAI技術の適用 下嵜 ゆり

材料開発の製品評価の現場では,材料のミクロ・ナノスケールの形状とその材料が発現する機能の関連を捉え,新材料の開発や製造プロセスの改善をするといった活動が行われることがある.材料の見た目の形状は,電子顕微鏡や原子間力顕微鏡等の高分解能な撮像装置で取得した画像に対し,目視による手作業で定量することが多い.この評価方法の課題として,評価に適した画像の撮影や画像処理ソフトのパラメータ設定が作業者のスキルに依存するため,解析結果にバラつきが生じるということが言われている.当社では,材料業界における画像評価業務の品質安定化のソリューションとして,AI(Artificial Intelligence)技術を導入した画像解析ソフトを開発した.このソフトウェアにより,特定の作業者だけが持つ評価指標を他の作業者が継続的に利用・改善できるようになる.これによって,解析現場の評価指標の同等性を維持し続けることができ,製品品質や機能の向上に役立てることができる.

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