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Foresight in sight

マイクロソフトプロダクト

事例紹介

導入効果

約2万6000人が利用する情報共有基盤をトラブルなく稼働

2010年10月に始まったプロジェクトではまず、Microsoft® SharePoint®によるポータルシステムに関してワークショップ形式の上流工程を実施。プロジェクトゴールの設定から、サイトやコンテンツの構成まで、旭化成様内の文化や状況に合わせて情報共有環境のグランドデザインを固めた。この工程は、日本マイクロソフトを含む総勢約20名で実施され、旭化成様、AJS様、日本ユニシスの3社で意思統一を行うことができた。その結果、方向性がぶれることなく、その後要件定義に続くプロジェクトは円滑に進んだ。また、メッセージングシステムでは、Microsoft Lync®によるインスタントメッセージ、プレゼンス情報等の新しいコミュニケ—ション形態を提供、Microsoft Exchange では、DAGによるActive-Activeの遠隔地クラスター構成を採用し、災害対策を考慮した高可用性構成としている。
旭化成株式会社 情報システム部 部長 市原 格 氏
旭化成株式会社
情報システム部
部長
市原 格 氏
これらのシステムを稼働させるインフラは、AJS様が提供する仮想化技術を用いたプライベートクラウド環境を利用。適切なサイジングのもと、約2万6000ユーザーが利用する大規模情報共有基盤を構築した。
4つのマイクロソフト製品を同時に導入するプロジェクトの中で、大きなポイントとなったのが、メールソフトの使い方を中心としたユーザー教育だ。旭化成と事業会社8社の約2万6000ユーザーが一斉に新しいシステムに切り替えるため、教育は徹底して行わなければならなかった。高橋氏は「情報共有基盤の中でも、メールはあらゆる業務に欠かせないコミュニケーションツールです。そのため、メールの移行については社員全員に周知徹底させ、移行初日からトラブルなく使えるようにする必要がありました」と語る。
インストール設定マニュアル
具体的には、国内拠点46カ所で全500セッションの講義を2段階に分けて実施し、自由参加で集めた延べ7000人の社員に専門スタッフが懇切丁寧に指導。また、メールの一斉切替を知らせるカラフルなポスターを作成して事業所の壁に張り出したり、専用のDVDとマニュアルをセットにした移行キットを、キャラクターがデザインされた封筒に入れてユーザーに配布したりするといった社内プロモーションを実施し、システム切替を大々的にアピールした。さらに、移行専用のサポートセンターを立ち上げ、プロジェクトメンバーとサポートセンターが連携して、ユーザーへの手厚いサポートを実施した。
また、SharePointへのサイトの移行にあたっては、情報共有のルール、利用するテンプレート・機能の標準化を行うことにより、利便性と管理効率を考慮したガイドラインを作成した。
こうした努力が実り、新情報システムが本稼働を迎えた2012年5月19日は全くトラブルが起こることなく1日を終えた。プロジェクトの成功要因について市原氏は「構築にあたってカスタマイズは一切行わず、現場を説得して標準機能のみを利用する方針を貫いたことと、旭化成グループの一人ひとりが前向きに協力してくれたことです」と語った。そこにはトップの強いリーダーシップとユーザーの意識改革があったことは間違いない。本稼働から2カ月経った現在(取材時)、コミュニケーション、ポータル・フォーラム、機能などが順調に稼働していることに対する評価は高い。
SharePoint上でのサイト開設も、既に400を超える申請があり、新情報共有基盤に対する期待が伺える。
「情報システム部門では、基幹系システムの更改に関するサイトを立ち上げて、情報交換やスケジュール管理に活用しているほか、会議資料を共有してペーパレスを実現しています」(市原氏)

システム構成

スステム構成図

*Microsoft、SharePoint、Lync、SQL Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。