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Foresight in sight

ユニシス技報

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2015年3月発刊 Vol.34 No.4 通巻123号
「社会基盤Ⅱ」

本特集号は、昨年9月に発刊した121号「特集:社会基盤Ⅰ」に引き続き、「社会基盤/社会基盤ビジネス」に関する日本ユニシスグループの基本的な考え方、および実際の取り組みを紹介します。「社会基盤」とは、ライフラインや、公共施設、通信ネットワーク網といった一般的な意味ではなく、「社会とつながり、情報を集めて、ビジネスを創造して、成長を支えるビジネスプラットフォーム」を指します。それを活用し、さまざまな業種・業態と連携した新たなサービスを創出するのが「社会基盤ビジネス」です。 本号では、医療、エネルギーマネジメント、個人情報保護の基盤システム構築に関する日本ユニシスの取り組みと、米国ユニシス社の空港運営ソリューションを紹介します。

医療ビッグデータの利活用によるサービス創出の枠組み 星野 隆之

医療ビッグデータを利活用し、ビジネスを連携させ、新しいサービスを創出するための枠組みを定義した。 これは、単なるデータの分析手順を示すものではなく、データの利活用目的を明確にし、分析を行うことで価値を抽出し、実際の事業やサービスを運用するまでのプロセス、基本アーキテクチャ、社会システムモデルまでをカバーしている。 この枠組みを参照し、社会システムをデザインすることで、医療ビッグデータを中心とした事業の連携と、サービスの創出が実現できると考えている。

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VPP(Virtual Power Plant)で実現する電力の需給管理 松尾 尚志,田子 大作

電力システム改革が、電力の需要側、供給側の双方で進められている。2016年には電力の小売市場も自由化される。電力需要のピークを抑えるデマンドレスポンス(DemandResponse)の考え方に基づき、複数の小規模な発電設備と電力の需要抑制を統合し制御するVPP(Virtual Power Plant)は、地域内あるいは地域間での電力需要と供給、それに加えて地域間融通などを最適化できるため、今後の電力の需給管理の課題解決において有効なソリューションである。また、VPPといった電力の供給管理の新しい形態は、電力システム改革を進めるわが国において、新しいサービスビジネスの創出につながる。

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民営化空港の運営を支え事業価値向上に寄与する Unisys Airport Solutions 中村 崇

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予防医療を目指した医療情報統合 星野 隆之

予防医療の実現のためには、情報が大きな役割を果たすことが期待されている。医療情報の活用においては、情報の標準化、検索の網羅性の確保、解析の容易さが必要である。また、体質や生活習慣に関する情報、およびバイオインフォマティクスや時空間情報など、医療情報を取り巻く様々な情報を統合して、推論し、仮説を検証するためには、体系的な知識表現が必要となる。このような条件を満たすため、プライバシー保護データマイニングとビッグデータを基本とするフレームワークを開発した。取り組み事例では、このフレームワークを適用することで、疾病予防などを目的とした医療情報の二次利用を迅速に進められることが確認できた。

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プライバシー・バイ・デザインに基づく適正なパーソナルデータの取り扱い 八津川 直伸

法的な位置づけが不明確なパーソナルデータはビッグデータに大量に含まれ、その取扱いが不適切な場合には、事業者の信用失墜や利用者に対するプライバシー侵害といったリスクが懸念される。しかしその対策については未だ確固たるものが存在しない。これらリスクを回避するためにはプライバシー・バイ・デザインに基づく対応が不可欠であり、ビッグデータビジネスを開始している事業者は早急にその対策を講じる必要がある。本稿はその第一歩として、個人情報保護法の改正動向を踏まえて以下を提言する。 ?事業者が利用者に提示すべき適切なプライバシーポリシーのあり方  ?プライバシーポリシーの具体例と提示方法 これら具体例の雛型には、本人の承諾なしにパーソナルデータを第三者提供する際の対処方法を含み、これは今までのプライバシーポリシーにはなかった大きな特徴である。これらの活用によって、利用者の懸念を払拭するのみならず、事業者のプライバシー侵害リスクを回避することが可能となる。

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