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Foresight in sight

ユニシス技報

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1999年8月発刊 Vol.19 No.2 通巻62号
「教育とマルチメディア」

企業内人材育成環境の動向とユニシスVirtualCampus(UVC) 中新俊夫

日本ユニシス(株)総合教育部では,1997年より,最近の企業内教育環境に求められている新しい概念や技術を取り入れた情報ネットワーク型総合教育システム「ユニシスVirtualCampus」の開発を行っている.中新俊夫は企業内人材育成環境の動向とユニシスVirtualCampus(UVC)の中で,VirtualCampus開発・提案の背景にある最近の企業内教育環境の動向を考察し,それらの概念や技術をベースに開発途中のVirtualCampusの概要を紹介している.

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VirtualCampusラーニング・システムの機能と特徴 橘田 明,工藤隆司

橘田明・工藤隆司のVirtualCampusラーニング・システムの機能と特徴は,VirtualCampusのコンセプトの中で,ラーニング・システムに焦点を当て,その機能と特徴を紹介し,回線速度や通信費用など多くの課題が指摘されている日本におけるコンピュータ・ネットワークを利用した遠隔教育(学習)を実現するための工夫について述べている.

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VirtualCampusラーニング・システムにおける管理機構 関根弘之

ユニシスVirtualCampusはインターネット/イントラネット並びにWWWブラウザを利用した遠隔教育システムである.教材・学習者・学習履歴はWWWサーバで管理し,学習者はWWWブラウザを利用して学習を行う.学習履歴は学習者単位に取得される.学習者の特定並びに学習履歴の収集にはCGIを使用したアプリケーション・プログラムを使用する.同時に多数の学習者から利用要求があった場合には,サーバ上では対応するCGIアプリケーションが起動されることになり,サーバの負荷が大きい.VirtualCampusの実装にあたっては,サーバでのCGIアプリケーション数を削減することを目的にCookieを利用した.関根弘之はVirtualCampusラーニング・システムにおける管理機構の中で,VirtualCampus開発でのCookieの利用方法について紹介している.

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教育システムにおける学習者の前提知識に依存した自動授業設計 澤田憲之

CAIで使用する教材(コンテンツ)を作成する場合には,上流工程で行う教材構造分析・目標行動分析が重要である.授業設計・教材作成に関する手法の一つにISM教材構造化法がある.目標行動を多数の要素行動に細分化し,その関連を明らかにして構造的・系統的に配列し,ISM教材グラフとして視覚的に表現する.VirtualCampusでも,教材作成を行う際,学習すべき項目を明確にし,項目間を前提行動および目標行動から関連づけた学習項目のネットワークとして表現する.澤田憲之は教育システムにおける学習者の前提知識に依存した自動授業設計の中で,ISM教材構造化法に触れるとともに,学習項目ネットワーク作成手順を紹介し,学習順序を自動決定する仕組みや効率的な診断を行う仕組みについて述べている.

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Wordによる教材作成ツールの考案とその効果 北川由希子

CBTシステムの活用を促進するに当たり,最大の課題は,教材(コンテンツ)作成の生産性をいかに向上させるかである.今回,Microsoft Wordを利用した教材作成ツールを考案し,教材作成の下流工程における基本入力において従来手法の約10%,下流工程全体として約33%に工期を短縮することができた.このツールは,一素材に過ぎなかったBITMAPを,画面全体を包含する手段として利用するという着想をベースに,誰もが利用できるワープロ方式による教材作成を目指して開発したものである.結果として,オーサリング工程を大幅に軽減し,オーサリングの専門知識を保有しない要員にも教材作成を可能とした.北川由希子のWordによる教材作成ツールの考案とその効果は,着想の転換による工期短縮の事例とそれを実現させるための工夫について報告している.

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視覚イメージの利用における協調的学習支援環境 中小路久美代,大平雅雄,山本恭裕

デザインをより創造的におこなうための手段として,デザイナは視覚イメージ(画像)を利用する場合が多くある.どのような視覚イメージが創造的なデザインに有効である(役に立つ)かは,デザイナ自身の知識によるところが多く,言葉では表せない知識も含まれる.中小路久美代・大平雅雄・山本恭裕は視覚イメージの利用における協調的学習支援環境の中で,デザイン時において創発を支援するような画像の検索について学習する二つの協調的学習支援環境(IAM—eMMaおよびEVIDII)について説明し,システムが満たすべき生涯学習支援,および今後の課題について論じている.

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ネットワークで知恵を育むことが可能か—コンピュータ・ネットワークを利用した学習環境/教育のあり方 高井久治,恵美和昭

「知識」は伝達することが可能である.知識の習得を支援する教育にコンピュータを活用することはそれほど困難ではない.しかし,問題に直面した時に,正しい判断を下したり,適切な解決法を見出したりする「知恵」は自ら育むものであり,従来の教育手法のような伝達による習得は困難である.知識を知恵の段階にまで高めていく教育手法としては,「ケース・スタディ」の有効性が既に実証されている.高井久治・恵美和昭はネットワークで知恵を育むことが可能か  コンピュータ・ネットワークを利用した学習環境/教育のあり方の中で,「ケース・スタディ」の手法をベースに,遠隔地の学習者同士がコンピュータ・ネットワーク上でチャットを利用して互いに「知恵」を培っていく方法の可能性を検討している.

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スパイラル・アプローチによるC言語プログラミング教育の実践と評価 —受講生中心の学習を目指した試み 和田 浩

プログラムには,「使いやすさ」,「高い保守性」,「効率の良さ」が期待される.プログラミング教育も,はじめからプログラムの品質を意識させることが望まれている.和田浩はスパイラル・アプローチによるC言語プログラミング教育の実践と評価  受講生中心の学習を目指した試みの中で,プロフェッショナル・プログラマを育成するためのスパイラル・アプローチに基づくカリキュラムを提案している.

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Webアプリケーション開発技術者のための教育体系 新谷ひろみ,芹生朋子,西 文朗

近年,Webアプリケーション開発技術が急速に進歩し,ホームページ作成者には,ホームページを動的に生成する技術等多くの技術が必要になってきた.新谷ひろみ・芹生朋子・西文朗のWebアプリケーション開発技術者のための教育体系は,Webアプリケーション開発技術を六つの基本形に分類し,各々に要素技術を体系的に学習できるカリキュラムを用意した.これにより受講者は教育コースの選択が容易になった事を報告している.

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C++プログラムを対象とした複雑度メトリクス計測ツールと新人研修卒業演習への適用 神谷年洋,楠本真二,井上克郎,毛利幸雄

ソフトウェアの品質や生産性の向上を目的として,開発支援のために数多くの手法が提案され,実践されている.代表的なものとしては,各種CASEツール,ソフトウェアメトリクス,プロセス成熟度モデル等がある.これらの技術による開発支援は,主に管理のために用いられており,開発者に対する支援として用いられることは少ない.従って,開発現場へこれらの技術を導入することは困難なものになっている.神谷年洋・楠本真二・井上克郎・毛利幸雄のC++プログラムを対象とした複雑度メトリクス計測ツールと新人研修卒業演習への適用は,オブジェクト指向に基づく開発プロセスを対象として,開発者個人の作業効率の向上を目的とした開発プロセスデータの収集とその分析方法について検討している.具体的には,今回開発した,C++のソースコードを対象としたプロダクト評価ツールの概要と新人研修卒業演習での適用例について述べている.

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