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別冊技報

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ASEAN統合を睨んだ新たなビジネス創出への挑戦 ──ICTへの取り組み半世紀、さらにボーダーレスに事業を拡大

角田 道彦

ASEANは中国と印度に挟まれた10カ国で組成される6億5,000万人規模の地域である。アセアン経済共同体も設立され、従前のFactory ASEANという機能に加え、Market ASEANへと急速に変貌しつつある。これはGDP/所得・平均年齢・人口増加といった諸要素に支えられている。各国の歴史や政治・経済の状況により個々に差異はあるもののMarket ASEANの中でICTは確実にその重要性を高めている。日本ユニシスは、日本で永年培ったICT技術・システム導入経験を踏まえ、日本政府の後押しを受けた官民ファンドの活用も視野に、Cross Borderでビジネスを創出すべく挑戦している。

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豊かな暮らしを支える電子決済動向と日本ユニシスの決済サービスのご紹介

奥山 光美

政府の日本再興戦略で打ち出されたキャッシュレス化推進の追い風をうけ、電子決済市場は2020年に向け大きく躍進するものと思われる。本稿では、日本のキャッシュレス化に向けた取り組みを紹介するとともに、今後の電子決済市場の動向と日本ユニシスが取り組んでいる決済関連サービスを紹介する。さらにキャッシュレス化普及のための今後の課題と課題解決のための施策の方向性を提言する。

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都道府県幸福度ランキングを活用した地域分析 ──データから気づきを得るための取り組み

横田 賀恵

国や自治体が公開するオープンデータを利活用する取り組みが進んでいる。地域の現状を認識し、問題の真因を捉えるには、データに基づいた分析を取り入れることが有効である。女性の活躍という視点で都道府県の特徴を分析すると、鳥取県は女性の労働力率や合計特殊出生率が高く、それは地域住民が様々な支援策を活用し地域づくりに参加できるような自治体の後押しの効果であることがみえてきた。
 さらに、地域をより広い視点で総合的に分析するための取り組みである「都道府県幸福度ランキング」をもとに、ランキングのデータを視覚的に把握し、新たな気づきを得るための「都道府県幸福度ランキング分析システム」を試作した。本システムは、分析結果を連携させたり重ね合わせることで、データに潜む価値を見出すことを狙いとしている。例えばグラフと地図を連携させることで、似た特徴がみられる都道府県は地理的にも共通点があるといった気づきにつながる。本システムを活用すれば、地域の特徴を活かしたうえで、今後目指すべき方向性を掴むのに役立つと考えている。

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ビッグデータ統合・分析・活用の最前線 ──「データ統合・分析共通PaaS」のご紹介

林 直樹

目まぐるしく変化する市場環境の中、企業が生き残りをかけ戦うために最も重要な要素のひとつが「スピード」である。迅速な経営判断に不可欠なICT環境もそのスピードに追随する必要がある。昨今では、社内外のビッグデータをリアルタイムで分析し、戦略遂行のPDCAを高速に回すことにより、競争優位を獲得する企業もでてきている。日本ユニシスでは、これらのニーズに対応するために、世界最速のHadoopディストリビューション「MapR」、リアルタイム分析が可能なDWHソフトウェア「Vertica」を組み合わせ、オンプレミスだけでなくクラウド上からも提供する「データ統合・分析共通PaaS」をリリースした。これにより利用者は、環境評価や技術取得に時間をかけずに、少ない初期投資で迅速なシステム構築、安心、安全なシステム運用が得られる。

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