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ユニシス技報

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2018年10月発刊 Vol.38 No.2 通巻137号
「クラウドITO」

システムを支えるインフラとして日本でも本格的にクラウドが定着し,競争力のあるICTインフラやプラットフォームの迅速な提供に加え,効率的な運用が求められるようになりました.ユニアデックスは従来の運用・保守サービスとクラウドサービスを統合してクラウドITO(ITアウトソーシング)に進化させ,顧客の事業継続と進化を支援しています.本特集号ではクラウドITOを構成するクラウドサービスの選定方法とセキュリティ対策,ITサービスマネジメント基盤とネットワーク基盤について説明するとともに,RPAツールの活用事例を紹介しています.

これからのデジタル時代に向けたITアウトソーシングサービスの展望 三宅 権

ユニアデックスが本格的に運用サービスに取り組んで10年が経過した.ICTの急速な進化に伴い運用環境も劇的に変化する中,要求されるサービスレベルは高まるばかりで従来の作業代行的な対応では顧客の要求に応えられない.ユニアデックスは,ライフサイクルマネジメントや統合システムマネジメントサービス,そしてクラウドサービスとサービスを拡充し,ITアウトソーシングとして事業の中核に成長させてきた.AIやAPI連携等,新たな技術や仕組みが生まれる中,今後のITアウトソーシングサービスとしてServiceNowを活用したサービスプラットフォームを構築し,顧客のコーポレート・サステナビリティを支えるITアウトソーシングサービスの提供を目指し進化し続けていく.

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クラウドサービスの比較と選定方法 森脇 正文

クラウドは企業のITインフラには欠かすことができない選択肢となった.一方で,パブリッククラウド,プライベートクラウド,マルチクラウドなど「クラウド」の名が付いた選択肢は無数にあり,性質が異なるそれらの中から自社にとって最適なクラウドを選定しなければならない.企業システムは既存基幹業務システムからAIやIoTなどのデジタルビジネスまで多様化しており,要件が異なるそれらのシステム群を単一クラウドに集約することは現実的ではない.クラウド選定の現実解は,要件に適したクラウドを適材適所で活用する「ハイブリッドクラウド」にあり,ハイブリッドクラウド環境の運用・保守を一元的にサポートできる仕組みが重要となる.

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クラウド時代に必要となるセキュリティ対策 三池 聖史

「クラウドファースト」「働き方改革」が社会に浸透するに連れて,クラウドサービスの需要はますます高まっている.このようなクラウドサービスを取り巻く環境変化から発生する課題に対応するために,クラウドサービス事業者にはクラウドサービスを安全に利用するための情報セキュリティ対策が不可欠である.一方,利用者も,クラウドサービスにオンプレミスのシステムと同等レベルの情報セキュリティ対策を求めるようになってきた.クラウドサービスを安全に活用するためには,クラウドサービス事業者と利用者の両方の立場から,どのような情報セキュリティ対策が必要か考えなければならない.

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ネットワーク基盤のアーキテクチャ 浅井 保行

日本ユニシスグループのクラウドサービスであるU-Cloud基盤を構成するネットワークアーキテクチャは機能面および構成面においてモジュール構成を採用し疎結合としているが,使用機器の保守サポート終了を契機にアーキテクチャを見直した.この新しいネットワーク基盤はMiF2.1ネットワーク基盤と称し,ファイアーウォールやロードバランサーをシャーシ型機器からアプライアンス機器へ変更し,インライン構成からワンアーム構成に変更することで,性能,保守性および拡張性を向上させた.また構成管理に関しネットワーク機器パラメータをJSON形式のデータモデルで定義し,設定内容はJinja2形式のテンプレート化を用いた. この管理方法により,旧環境からの移行作業において,複数テナントのネットワーク移行を短時間で実現した.これは,共通基盤上に構築された複数ネットワークシステムを移行するモデルとすることができる.

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ITサービスマネジメント基盤の重要性 石井 大輔,大岩 丈泰

ICTシステムの運用に対しITILの考え方が一般化し,ITサービスマネジメント(ITSM)による運用の維持管理や継続的改善の重要度が増してきた.ユニアデックスでは顧客にITアウトソーシングサービス(ITOサービス)を提供しているが,ITSMを効果的かつ効率的に実現するためにはITSMシステムの存在が重要である.ユニアデックスでは,ITOサービスの改善を目的として既存サービス提供基盤の刷新にあたりクラウド型ITSMシステムであるServiceNowを採用した.基盤刷新とあわせ,旧来の業務プロセスの見直しや業務に必要となる情報の一元管理を実現した.また,このサービス基盤は今後のビジネス拡大やサービス改善のための起点となるシステムである.

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ITO現場におけるRPAツールの活用事例 大川 健

ユニアデックスでは,顧客のシステム基盤の構築から保守運用までを請け負うITアウトソーシング(ITO)サービスを提供している.このITOサービスの品質改善を目的として,Robotic Process Automation(RPA)ツールをITOサービス現場のGUI作業に試用した.「SI保守サービス」における障害の検出と復旧処理の自動化を試みたところ,GUI操作を含む想定した処理プロセスを自動化することができ,インフラエンジニアの作業負荷を軽減する手段として,RPAツールが有効であることを確認した.

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